香港戦プレビュー

あさっては、日本代表のアジア杯予選、香港戦が清水の日本平スタジアム(アウスタ)で行われます。アジア杯予選は、前回の試合が2月とだいぶ間が空いているので、忘れていらっしゃる方もいるかもしれません。

その結果は、ホームのイエメン戦に勝利したものの、アウェイのバーレーン戦に敗れて1勝1敗です。上位2チームが通過という条件を考えると、この香港戦は勝ち点3がノルマという試合です。香港とは11月にアウェイ戦も残していますが、このホームゲームで引き分け以下だと、アウェイ戦で絶対に勝たないといけなくなります。

香港のチーム状態自体はいいと思います。理由は東アジア選手権の「準決勝大会」で、香港はW杯の出場権を得ている朝鮮民主主義人民共和国を抑えて１位になり、日本で行われる決勝大会の出場権を取っているからです。

未確認情報ではCBにいい選手がいるらしいという話で、日本がなかなか先制点を取れないと、このCBに苦しめられることになるかもしれません。また、香港リーグのレベルは外国人選手の流入で高いらしく、前回香港代表を見たときは帰化した選手がFWに入っていたこともありました。

それでも、香港リーグがJリーグより上ということは国土の面積や経済力を考えたらあり得ません。あくまで、何も失うもののない香港代表が、格上の日本代表から金星を狙う構図は変わりません。

岡田監督は、この香港戦はチームとして準備期間が取れないため、従来の代表メンバーで戦うということを口にしています。今回は海外組もいますから、全力で香港を叩き潰しに行くこともできます。

この試合は親善試合ではなく、負けるとアジア杯に出られなくなる、重要な試合です。結果にはこだわる必要があります。この試合でフル出場した選手はスコットランド戦では使わないようですが、内容はともかく勝つことにこだわって欲しいと思います。