Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

ボランチの流動性(10/17新潟対浦和)

2009-10-17 18:39:53 | 浦和レッズ
この勝利は、開始直後に相手バックパスのミスを奪ったエジミウソンのゴールを守りきっての1-0の勝利ですから、映像が手に入らない方にとっては低調な勝利に思えるかもしれません。しかし、この勝利は内容的にも松本山雅戦の敗戦を振り払い、新たなレッズに踏み出す可能性を秘めた、貴重な勝利だったと思います。

もちろん、細かく見ればミスもあります。最終ラインのパス回しは危なっかしいですし、坪井、山田直輝あたりにも周りが見えていないパスミスもあります。しかし、レッズが変わったかなと思ったのは、鈴木啓太の負傷交代以降の対応でした。フィンケ監督は鈴木啓太の代役に、山田直輝を投入します。

まだパスセンスが十分回復しておらず、試合勘にやや不安のある山田直輝の投入は一つの勝負手だったと思いますが、それでも持ち味の運動量はほぼ100%かなと思える出来で、自在に動き回ってパスを引き出していました。しかし、山田直輝をボランチに置くと、しっかり後ろでバランスを取るタイプが阿部勇樹一枚になってしまう課題があります。

その課題に対処したのは、なんと守備は期待できないと思っていたベテラン、ポンテでした。ポンテが阿部勇樹の横でボールを受け、新潟陣を速攻で崩す形で何度もチャンスを作りました。この、縦に速い動きをすることが、浦和を変える可能性のあるチャレンジだと思いました。

原口あたりもよくボールを追い、ポンテがパスを出しやすい形を作っていましたし、田中達也の運動量も良かったですが、この試合のMOMを選ぶとすれば、やはり山岸ではないかと思います。

最小得点差を守り抜いた試合ならGKが注目されるのは当然といえば当然ですが、リシャルデスのFKを横っ飛びで止めたり、不安定だった最終ラインのパスミスをクリア一発で逃げたりと、後ろから試合を引き締めてくれたと思います。もちろん、毎回山岸に頼るわけにはいきませんが、たまには「GKで勝つ」試合があってもいいのではと思います。
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