スペイン代表は、これまでずっと「W杯予選だけは強い」というありがたくない言われ方をされていました。確かに、90年ベスト16、94年ベスト8、98年1次リーグ敗退、02年ベスト8、06年ベスト16と、98年を除けば毎回惜しいところで敗退していました。
それでも、かつて大航海時代に活躍したスペインの艦隊にちなんで「無敵艦隊」と呼ばれてはいましたが、サッカーの代表チームが本当に無敵だったことはありませんでした。強いけれども勝負弱いのがスペインの長年のイメージでした。
しかし、今回の南アフリカW杯は違います。スペイン代表は今までになかった「優勝候補筆頭」という扱いでW杯を迎えることになるでしょう。それは08年欧州選手権で、若手主体のメンバーで優勝したという事実が理由です。
当時、スペイン代表の技術を前面に押し出したサッカーは評価が高く、こういうサッカーが勝つことに対しては歓迎の雰囲気がありました。ただ、それまで代表チームが脚光を浴びなかったのには理由があります。
今まで、スペインでは代表チームの人気がなく、Rマドリードやバルセロナの試合は大きなスタジアムで行うのに、代表戦は地方の小さなスタジアムということが何度もありました。
また、スペインリーグの外国人枠が90年代後半から緩くなり、Rマドリードやバルセロナが「世界選抜」状態だったことも理由です。これは、スペイン人がRマドリードやバルセロナではポジションを取れないことにつながり、スペイン代表のレギュラーは地方チームの選手という状態でした。
しかし、今はスペイン人が力をつけて、シャビやイニエスタのようにバルセロナの攻撃を引っ張る存在になった選手もいます。今回のW杯予選も10戦全勝で突破しました。今回ばかりは、予選だけの強さとは思えない雰囲気があります。
もちろん、1次リーグの組み合わせ次第では、98年のように「死の組」に入れられる可能性もありますが、今回はスペインの試合は是非とも見たいものです。
それでも、かつて大航海時代に活躍したスペインの艦隊にちなんで「無敵艦隊」と呼ばれてはいましたが、サッカーの代表チームが本当に無敵だったことはありませんでした。強いけれども勝負弱いのがスペインの長年のイメージでした。
しかし、今回の南アフリカW杯は違います。スペイン代表は今までになかった「優勝候補筆頭」という扱いでW杯を迎えることになるでしょう。それは08年欧州選手権で、若手主体のメンバーで優勝したという事実が理由です。
当時、スペイン代表の技術を前面に押し出したサッカーは評価が高く、こういうサッカーが勝つことに対しては歓迎の雰囲気がありました。ただ、それまで代表チームが脚光を浴びなかったのには理由があります。
今まで、スペインでは代表チームの人気がなく、Rマドリードやバルセロナの試合は大きなスタジアムで行うのに、代表戦は地方の小さなスタジアムということが何度もありました。
また、スペインリーグの外国人枠が90年代後半から緩くなり、Rマドリードやバルセロナが「世界選抜」状態だったことも理由です。これは、スペイン人がRマドリードやバルセロナではポジションを取れないことにつながり、スペイン代表のレギュラーは地方チームの選手という状態でした。
しかし、今はスペイン人が力をつけて、シャビやイニエスタのようにバルセロナの攻撃を引っ張る存在になった選手もいます。今回のW杯予選も10戦全勝で突破しました。今回ばかりは、予選だけの強さとは思えない雰囲気があります。
もちろん、1次リーグの組み合わせ次第では、98年のように「死の組」に入れられる可能性もありますが、今回はスペインの試合は是非とも見たいものです。