プレビュー記事の予想通り主力が来日しなかったトーゴは、メンバーも14人しかおらず、前日練習も当日練習もしないとあっては、とてもチームとして戦える状態ではありませんでした。
トーゴのFWは誰?と思う程前線にボールが入らず、4バックの前に人数は掛けていましたが、どこにプレスを掛けるようなチームの意思統一はまったくされていませんでした。そのため、日本はボランチの位置でもサイドハーフの位置でも、楽にボールを持つことができました。
アフリカの身体能力に慣れるという目的があったこの親善試合は、トーゴが先日対戦した香港代表とあまり変わらない実力という誤算で、日本がどうやって点を取るかのテストになってしまいました。
そんな試合でも、岡田監督は新たな攻撃の形を試していました。それは早いタイミングで相手DFラインの裏を高速で通すアーリークロスでした。香港戦ではFWが追い付けずにテストになりませんでしたが、この日はFWに森本が入っていました。
岡崎の先制ゴールの場面では森本がニアサイドで相手DFを引き付けています。2トップになったことが、森本が岡崎を生かし、岡崎も森本を生かす理想的な形を生みました。また、岡田監督はサイドハーフの選手に「中を見ないクロス」を要求していたようです。
世界のトップレベルが相手だと、中を見てからクロスを上げていてはDFの戻りが間に合ってしまうという理由で、早いタイミングでクロスを上げることを要求したのですが、岡崎あたりはトーゴのDFの寄せが甘かったことを差し引いても、DFラインの裏に出るタイミングが絶妙で、これがどこまで強いチーム相手にできるか期待したくなります。
また、森本は体の強さが印象的です。屈強なトーゴDFが体を寄せてきても、揺らがない強さはさすがセリエAで点を取っているFWです。岡崎も森本も良いボールに反応するタイプですが、守備もしっかりこなしていました。
残念なのは、トーゴがシュート1本に終わり、守備陣にとってはあまり練習にならなかったことです。これからはアウェイ戦を中心に親善試合を組むとのことで、次の南アフリカ戦で本来のアフリカの強さが見られるか楽しみです。
トーゴのFWは誰?と思う程前線にボールが入らず、4バックの前に人数は掛けていましたが、どこにプレスを掛けるようなチームの意思統一はまったくされていませんでした。そのため、日本はボランチの位置でもサイドハーフの位置でも、楽にボールを持つことができました。
アフリカの身体能力に慣れるという目的があったこの親善試合は、トーゴが先日対戦した香港代表とあまり変わらない実力という誤算で、日本がどうやって点を取るかのテストになってしまいました。
そんな試合でも、岡田監督は新たな攻撃の形を試していました。それは早いタイミングで相手DFラインの裏を高速で通すアーリークロスでした。香港戦ではFWが追い付けずにテストになりませんでしたが、この日はFWに森本が入っていました。
岡崎の先制ゴールの場面では森本がニアサイドで相手DFを引き付けています。2トップになったことが、森本が岡崎を生かし、岡崎も森本を生かす理想的な形を生みました。また、岡田監督はサイドハーフの選手に「中を見ないクロス」を要求していたようです。
世界のトップレベルが相手だと、中を見てからクロスを上げていてはDFの戻りが間に合ってしまうという理由で、早いタイミングでクロスを上げることを要求したのですが、岡崎あたりはトーゴのDFの寄せが甘かったことを差し引いても、DFラインの裏に出るタイミングが絶妙で、これがどこまで強いチーム相手にできるか期待したくなります。
また、森本は体の強さが印象的です。屈強なトーゴDFが体を寄せてきても、揺らがない強さはさすがセリエAで点を取っているFWです。岡崎も森本も良いボールに反応するタイプですが、守備もしっかりこなしていました。
残念なのは、トーゴがシュート1本に終わり、守備陣にとってはあまり練習にならなかったことです。これからはアウェイ戦を中心に親善試合を組むとのことで、次の南アフリカ戦で本来のアフリカの強さが見られるか楽しみです。