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元スウェーデン代表ラーション引退

2009-10-23 18:57:33 | ワールドサッカー
私にとっては同世代のスター、元スウェーデン代表のヘンリク・ラーション選手が今季限りの引退を表明しました。1994年、2002年、2006年の3度のW杯に出場した息の長い選手でした。ラーションは、1994年のW杯当時はドレッドヘアの金髪を振り乱すのが印象的なスーパーサブでした。

当時スウェーデン代表は3位に入り、国を挙げた歓迎がなされたようです。翌1998年のW杯は予選で敗退しますが、ラーションはスコットランドのセルティックに移籍します。英語が堪能なラーションにとっては言葉の壁のないチームで、ここで欧州全体でも得点王に輝くなど、地位を確立します。

今でも、セルティックのオフィシャルショップでラーションのビデオが売られているほどで、チームの伝説的選手の一人です。そんなラーションを一度、生で見る機会がありました。2002年W杯、埼玉スタジアムのイングランド対スウェーデン戦です。

残念ながら、ラーション自身のゴールはなかったのですが、右足でも左足でも頭でも点が取れる、バランスの良いストライカーという片鱗は見せてくれました。この試合は1-1で引き分け、イングランドが25年スウェーデンに勝てないというジンクスが伸びた試合でした。

しかし、この話には続きがありました。次の2006年W杯、またもやイングランドとスウェーデンは同じ組に入り、再戦が実現します。このときは1次リーグの最終戦での対戦で、イングランドは2連勝して1次リーグ突破を決めていました。

そのため、イングランドはなにがなんでもスウェーデンを叩き潰すという気持ちは薄かったかもしれませんが、ロスタイムまでイングランドがリードしていました。しかし、そこで同点ゴールを叩き込んだのがラーションでした。

角度のない左サイドから決めたゴールが、ラーションの集大成でした。その後は2008年欧州選手権で代表復帰しますが結果は出せませんでした。しかし、スウェーデン代表で100試合以上に出場して37ゴールを決めた活躍は、歴代代表と比べても遜色ないでしょう。

今回、スウェーデン代表は南アフリカW杯には出ません。もし出れば、ラーション復帰もあり得ない話ではないと思っていましたが、これでもうラーションを見る可能性はなくなりました。しかし、その輝きは今でも色褪せません。いつか監督として、どこかで見られたらと思います。
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