Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

日本代表「新モデル」(10/10日本対スコットランド)

2009-10-10 22:54:56 | ワールドサッカー
この試合は、香港戦から中1日ということで、香港戦にフル出場した選手は温存の予定でした。そのため、中盤に本田圭佑、石川という二人のドリブラーが入ることになりました。ボランチも稲本、橋本のコンビで少し攻撃力には課題のある二人でした。

クラブチームだと、主力を欠くBチームは戦力的に明らかに落ちますが、代表チームならばたとえ主力が抜けていても、それなりのチームであって欲しいのがサポの願いです。それは、一部叶った点もありました。

本田圭佑も石川も、ボールを持ったら思い切り良く仕掛けるというのが自分の持ち味というのは、十分理解していたようです。普段の日本代表のポゼッションサッカーとは全く異質のサッカーでしたが、こういうサッカーもできるオプションを増やしたことは価値があります。

ただ、ダブルボランチに関しては、カタール戦で守備的な阿部勇樹と橋本を並べて成功しなかったことがひっかかっていました。今回は攻撃力もある稲本が入っていたので、まだましだろうとは思っていましたが、ドリブラーの本田圭祐、石川に対して人数を掛けて止めてくるスコットランドの守備に遭ったときのフォローという意味では不満もありました。

この問題に対する策は、ベンチから試合中に示されました。それは中村憲剛のボランチ起用でした。ドリブラーが止められたときにフォローに入り、しかも一発で逆サイドに振るのは、この日のメンバーでは中村憲剛しかできません。

これでボール支配率を上げた日本でしたが、スコットランドの粘り強い守備に遭ってスコアレスドローが有力な展開になりました。オウンゴールで先制点が入ったのはツキもありましたが、攻め続けたことがこの結果を生んだとも言えます。

スコットランドは主力選手が直前に来日をキャンセルして、二軍メンバーでの試合でした。布陣は4-3-2-1で、3ボランチが人数を掛けて日本の攻撃を止めて一気にカウンターというサッカーで、2006年にキリン杯で来日したときと良く似たサッカーでした。

選手の所属チームを見る限り、イングランドのリーグ所属の選手は二部の選手がほとんどで、彼らが将来のスコットランド代表を背負うかはわかりません。しかし、チームのコンセプトはしっかりしていて、組み合わせ次第では欧州選手権予選を突破する可能性はあると思います。
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得点率(岡崎慎司)

2009-10-10 10:01:38 | 他チーム
今日はスコットランド戦に行く予定で、即日更新はできないかもしれないので穴埋めネタを用意します。今は代表の試合の開催期間なので、代表の選手からピックアップすると、やはり香港戦のヒーローで、代表でカズ以来となる年間二桁得点を決めた岡崎慎司選手ということになります。

岡崎はヘディングのゴールが多いですが、身長は173cmとサッカー選手にしてはそれほど高い方ではありません。しかし、相手DFより一瞬早く触れる瞬間的な切れで勝負する選手で、体を投げ出すようなプレーも得意にしています。目標にしているのは磐田の中山雅史選手だそうで、「生涯ダイビングヘッド」も口にしています。

そんな岡崎ですが、先日のオランダ遠征ではこれまで発覚していなかった課題が表に出てしまいました。それはくさびに入ったときの弱さです。ライバルの前田(磐田)が正確にポストに入り、しっかりとくさびに入れていたのと比較すると、岡崎がくさびに入ったときはどうしてもガーナのDFに取られる場面が目につきました。

たぶん、岡田監督も岡崎がポストプレーヤーではないことはわかっていると思います。圧倒的なスピードで相手DFをちぎるタイプでもなく、ポストプレーも得意ではない岡崎が生きる道は、とにかく点を取ることだけです。代表17試合11ゴールと、歴代の代表FWの中では驚異的な得点率を誇る岡崎ですが、逆に点を取れなくなったら代表から外されるリスクも抱えています。

その得点力があるから、岡田監督もポストプレーヤーに頼らないチーム作りを進めていると思います。ボールをサイドで落ち着かせ、そこから速いクロスを入れてやれば、岡崎が競り勝ってくれるだろうという読みがあるからです。スコットランド戦は香港戦から中一日になるため、岡崎がスタメンで出る可能性は低いですが、トーゴ戦でベストメンバーを揃えることを岡田監督は明言しています。

ここで、トーゴのDF相手にもしっかりと競り勝つことができれば、岡崎も一つの壁を越えたという評価を勝ち取れるはずです。サッカー選手の華麗さはなくても、点はしっかりと取る、そんなプレースタイルでずっと勝負していくのでしょう。
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