Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

表計算ソフト

2009-10-22 18:49:11 | 雑記
私は学生時代、オリエンテーリングをやっていました。一般的なイメージの遠足的なものとは違って、実際は山の中の陸上部みたいなものでした。走る方は遅かった私ですが、雑務は結構やっていて、当時は記録担当でした。

この記録の中に「100時間コンペ」というものがありました。要するに、オリエンテーリングのレースの合計タイムを通算した結果を競うもので、いかに空いている週末に人が出ないマイナーな大会に出没するかという努力が表に出るものでした。

ちゃんと年度末には表彰式もやるのですが、これをやるために大変だったのはタイムの集計でした。今の感覚なら、「そんなのExcelに突っ込めば簡単じゃん」でしょうが、当時はパソコンを持っている人は稀という時代でした。

そのため、私の1学年上の先輩は、PCでのプログラミングがうまく行かずに、結局はノートに手書きして手計算という苦しい手法に頼らざるを得ませんでした。私も最初は手計算で始めましたが、あまりにも苦しいのでコンピューター化することにしました。

当時の私にプログラミングの技術はなかったので、当時情報の授業で使われていた表計算ソフトを使うことにしました。しかし、今のExcelと違って、何時間何分何秒という時間を一つのセルに入れて直接計算できなかったので、作成には苦労しました。

結局は、時間を3つのセルに分けて、すべて秒の単位に落とし込んで、秒が表示されるセルで並び替えて、ようやく順位を表示することができました。手計算よりはましでしたが、学校のPCに入り浸りにならざるを得ず、あまり良い方法ではなかったと当時を振り返ると思います。

こういう分野は進歩が早く、今振り返ると学生時代のあのときにインターネットがあったらとか、携帯メールがあったらとか、残念に思うことは数知れません。それでも、このブログも含めて自分なりに時代に対応はしていると思っています。

若い方にとっては、「いつの話だ」と呆れてしまいそうなおじさんネタですが、時代の進歩には必ず下地があるので、ちょっと昔話をしてみました。
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大宮戦プレビュー

2009-10-21 20:57:28 | 浦和レッズ
今日はネタがないため、少し早いですが週末の大宮戦のプレビュー記事を書きます。大宮戦は今季、ホームもアウェイも埼玉スタジアムなので、ホームかアウェイかの感覚は狂っていましたが、今回はホームです。

大宮との前回の対戦はリーグ戦では5月で、当時とは大宮の戦力は変わっています。新しい戦力に積極的に出番を与えた張外龍監督の采配のあおりを受けて、デニス・マルケスが退団して代わりにラファエルが加入しています。

前所属チームの比較では、デニス・マルケスがいたアトレチコ・パラナエンセはリベルタドーレス杯準優勝の経験もある名門ですが、ラファエルがいたトンベンセはブラジル全国選手権で2部リーグにすら入っていません。

ブラジルでの実績では大差がありますが、Jリーグでのプレーを見ていると、ラファエルの方が日本のサッカーには向いている、掘り出し物です。ドリブルの切れは抜群でも、シュートがうまくなかったデニス・マルケスより、地味にポストプレーで脇役に徹してくれるラファエルの方が、監督に戦術的オプションを与えます。

また、ラファエルは足元にしっかりボールが収まるので、ラファエルを信じて周りの選手がオーバーラップすることも可能です。しかし、今の大宮の順位は降格圏の一つ上の15位と苦しんでいます。

ここ2試合は4失点、3失点と守備陣が持ちこたえられていません。DFはクロアチア人のマトと片岡が組むことが多いですが、マトはパワー系で闘莉王にも勝てそうなヘディングがあり、セットプレーを中心に点も取っていますが、DFとしては結果を出していません。

前回対戦したときは、大宮のロングボール主体の引いたサッカーに、浦和は苦しみました。今回も俊足FWの石原のスピードを頼りに、浦和DFに対して「競走」を挑んでくるかもしれませんが、こういうときには是非、坪井に活躍してもらいましょう。

また、前節の新潟戦で、田中達也がスタメンで十分いけるコンディションだったのは好材料です。大宮はエジミウソン対策は十分立てて臨むでしょうが、田中達也のウイングとFWの両方をこなす機動力は脅威になるのではと予想しています。鈴木啓太の負傷に関しては情報がないので、今のところ不明です。
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今度こそ離せない(スイス代表)

2009-10-20 20:22:29 | ワールドサッカー
先日の国際Aマッチデーに行われたW杯予選の結果、グループ1位を確定させたスイス代表が2大会連続のW杯出場を決めました。スイス代表と言えば、前回1次リーグ、ベスト16と4試合無失点ながら、ウクライナにPK戦で敗れ、史上初の無失点での敗退を喫した不運なチームです。

しかし、その敗戦は地元開催の欧州選手権を控えていたスイスにとっては、次につながる敗戦でした。欧州選手権に向けて強化に乗り出していたスイスにとっては、少し早く結果が出たようなものでした。

当時スイスのW杯出場は、1994年アメリカW杯以来でしたが、東欧やアフリカからの移民の多いスイス在住の選手たちに、スイス代表を選択してもらう強化策で、W杯ベスト16という結果を出した直後の地元開催の欧州選手権は大きな期待を集めました。

しかし、この欧州選手権は開幕戦でエースストライカーのフレイが重傷を負う不運もあり、スイスは1次リーグで敗退します。このまま終わったら、スイスの代表強化は無意味になってしまうところです。

そのリベンジが今回のW杯予選でした。今回の予選は、ギリシャ、ラトビア、イスラエルと同じ組で、W杯でシードされるようなずば抜けた強豪はいませんが、ギリシャは2004年欧州選手権優勝、ラトビアも2004年欧州選手権出場と結果を出したことはある国です。

この組は最後までもつれましたが、スイスは最終戦のイスラエル戦でスコアレスドローで得た勝ち点1が効いて、1位でこの組を突破します。今回のW杯は、スイス代表にとっては、2008年欧州選手権での「忘れ物」を取りに行くW杯になるでしょう。

2大会連続のW杯出場ですから、確実に流れは来ているはずなので、今度こそその勢いを離すものかの気持ちで、W杯で結果を狙って欲しいです。
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今回は本当に「無敵艦隊」(スペイン代表)

2009-10-19 18:40:30 | ワールドサッカー
スペイン代表は、これまでずっと「W杯予選だけは強い」というありがたくない言われ方をされていました。確かに、90年ベスト16、94年ベスト8、98年1次リーグ敗退、02年ベスト8、06年ベスト16と、98年を除けば毎回惜しいところで敗退していました。

それでも、かつて大航海時代に活躍したスペインの艦隊にちなんで「無敵艦隊」と呼ばれてはいましたが、サッカーの代表チームが本当に無敵だったことはありませんでした。強いけれども勝負弱いのがスペインの長年のイメージでした。

しかし、今回の南アフリカW杯は違います。スペイン代表は今までになかった「優勝候補筆頭」という扱いでW杯を迎えることになるでしょう。それは08年欧州選手権で、若手主体のメンバーで優勝したという事実が理由です。

当時、スペイン代表の技術を前面に押し出したサッカーは評価が高く、こういうサッカーが勝つことに対しては歓迎の雰囲気がありました。ただ、それまで代表チームが脚光を浴びなかったのには理由があります。

今まで、スペインでは代表チームの人気がなく、Rマドリードやバルセロナの試合は大きなスタジアムで行うのに、代表戦は地方の小さなスタジアムということが何度もありました。

また、スペインリーグの外国人枠が90年代後半から緩くなり、Rマドリードやバルセロナが「世界選抜」状態だったことも理由です。これは、スペイン人がRマドリードやバルセロナではポジションを取れないことにつながり、スペイン代表のレギュラーは地方チームの選手という状態でした。

しかし、今はスペイン人が力をつけて、シャビやイニエスタのようにバルセロナの攻撃を引っ張る存在になった選手もいます。今回のW杯予選も10戦全勝で突破しました。今回ばかりは、予選だけの強さとは思えない雰囲気があります。

もちろん、1次リーグの組み合わせ次第では、98年のように「死の組」に入れられる可能性もありますが、今回はスペインの試合は是非とも見たいものです。
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コピー取りからチーム得点王へ(水内猛)

2009-10-18 19:26:05 | 浦和レッズ
現在のGGRキャスター、水内猛氏の現役時代の思い出を語ります。水内は神奈川県の旭高校を卒業後、当時の日本リーグ三菱に入団します。最初はプロ契約をさせてもらえず、本人曰く「コピー取りをしていた」という社会人生活からスタートしています。

また、Jリーグ発足当時の選手名鑑を調べると、水内のところは「バレーボール大古氏のおい」という記述があります。それが一番に来てしまうほど、当時の水内は無名の選手でした。そんな水内にチャンスが回ってきたのは、負傷者続出で選手が足りなくなったJリーグ元年の1993年シーズンでした。

柱谷幸一、福田とエース級のFW二人が怪我がちだったため、シーズン後半戦でチャンスをつかんだ水内は小柄な上背の割に強かったヘディングでゴールを決め、最下位のチームとはいえチーム得点王の7ゴールを挙げて一躍レッズの注目株になります。

水内といえば、今もそうですが明るい性格でも有名で、ゴール後のパフォーマンスの「キャイーン」も有名になる理由の一つでした。しかし、そんな水内の全盛期は長くは続きませんでした。日大を中退して浦和入りした岡野の存在も理由でした。岡野の爆発的スピードは、当時は技術が伴っていなかったとはいえ、当時のレッズなら使いたくなる個性だったでしょう。

水内は、1995年の国立でのV川崎戦で、途中出場から岡野の「奇跡のボレーシュート」のアシストを決めたのが記憶にありますが、オジェック監督から戦力外を言い渡され、当時Jリーグ準会員だったJFLのブランメル仙台(現ベガルタ仙台)に移籍します。

仙台では2シーズンプレーしましたが、チームをJリーグに引き上げるには至らず、1997年シーズン限りで現役生活にピリオドを打ちます。ちょうど、当時のテレビ埼玉のキャスターの上野晃氏が退くという話になっていたので、後任に引退したばかりの水内は適任とされ、今まで10年以上キャスターをやっています。

水内は選手としては普通の選手だったかもしれませんが、キャスターにふさわしい性格だったことは幸運でした。テレビという世界は、目立ちたがりの彼には合っていたのでしょう。これからも、その前向きな言動で、サポを引っ張って欲しいと思います。
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ボランチの流動性(10/17新潟対浦和)

2009-10-17 18:39:53 | 浦和レッズ
この勝利は、開始直後に相手バックパスのミスを奪ったエジミウソンのゴールを守りきっての1-0の勝利ですから、映像が手に入らない方にとっては低調な勝利に思えるかもしれません。しかし、この勝利は内容的にも松本山雅戦の敗戦を振り払い、新たなレッズに踏み出す可能性を秘めた、貴重な勝利だったと思います。

もちろん、細かく見ればミスもあります。最終ラインのパス回しは危なっかしいですし、坪井、山田直輝あたりにも周りが見えていないパスミスもあります。しかし、レッズが変わったかなと思ったのは、鈴木啓太の負傷交代以降の対応でした。フィンケ監督は鈴木啓太の代役に、山田直輝を投入します。

まだパスセンスが十分回復しておらず、試合勘にやや不安のある山田直輝の投入は一つの勝負手だったと思いますが、それでも持ち味の運動量はほぼ100%かなと思える出来で、自在に動き回ってパスを引き出していました。しかし、山田直輝をボランチに置くと、しっかり後ろでバランスを取るタイプが阿部勇樹一枚になってしまう課題があります。

その課題に対処したのは、なんと守備は期待できないと思っていたベテラン、ポンテでした。ポンテが阿部勇樹の横でボールを受け、新潟陣を速攻で崩す形で何度もチャンスを作りました。この、縦に速い動きをすることが、浦和を変える可能性のあるチャレンジだと思いました。

原口あたりもよくボールを追い、ポンテがパスを出しやすい形を作っていましたし、田中達也の運動量も良かったですが、この試合のMOMを選ぶとすれば、やはり山岸ではないかと思います。

最小得点差を守り抜いた試合ならGKが注目されるのは当然といえば当然ですが、リシャルデスのFKを横っ飛びで止めたり、不安定だった最終ラインのパスミスをクリア一発で逃げたりと、後ろから試合を引き締めてくれたと思います。もちろん、毎回山岸に頼るわけにはいきませんが、たまには「GKで勝つ」試合があってもいいのではと思います。
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新潟戦プレビュー

2009-10-16 18:56:08 | 浦和レッズ
日本代表や世界各国でW杯予選を戦う海外の代表に意識が行っていましたが、今週末はJリーグがやってきます。浦和はアウェイで新潟と対戦します。新潟とはリーグ戦とナビスコ杯予選で今季2度埼玉スタジアムで対戦していますが、当時の新潟とは多少チームが変わっています。

それは、当時のエースストライカーのペドロ・ジュニオールのG大阪への移籍が理由です。エベルトン・サントスという新外国人を取っていますが、ペドロ・ジュニオールがいた当時の3トップをやめて、昨年までの4-4-2に戻しています。

今の2トップがポスト型の矢野と大島ということを考えると、昨年までの基本スタイルだった両サイドハーフからのクロスを軸にチームを組み立てていると推測しています。また、新戦力に三門というボランチが台頭しています。

三門は流通経済大を出たルーキーで、マスコミの情報によると攻撃的なタイプだそうです。直接対戦したことのない浦和にとっては、予想外の動きに戸惑うかもしれません。また、リシャルデス、松下のサイドハーフは精度の高いキックを持っています。

真ん中で闘莉王や坪井が簡単に相手を放してしまうと、クロスで即1点という可能性もあります。浦和は天皇杯2回戦で北信越地域リーグの松本山雅FCにまさかの敗北を喫し、1週間でどこまでチーム状態を戻しているか問われる試合です。

もちろん、新潟は現時点の順位も浦和より上ですし、チーム状態を立て直せなければ惨敗の可能性もあります。しかし、策士フィンケ監督がこのままずるずる行くとは思えません。何かサポーターに、変えた姿を見せてほしいです。

もちろん、マイナス材料は天皇杯の敗戦以外にもあります。右SBの山田暢久が出場停止で、控えの高橋峻希、西澤、平川が別メニューです。練習ではプロ入りしてから一度も右SBをやっていない堀之内が入るほどで、もし堀之内が本当に出れば右からの攻撃はほとんど期待できなくなります。

それ以外にも、代表帰りの闘莉王、阿部勇樹のコンディションにも不安はあります。今回は土曜日の試合なので、代表組はほぼぶっつけ本番ですから、チームの動きに影響が出る可能性もあります。それでも、新潟に大勢乗り込むサポーターのことを思えば、ひどい試合はできないはずです。
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中を見ないクロス(10/14日本対トーゴ)

2009-10-15 18:55:00 | ワールドサッカー
プレビュー記事の予想通り主力が来日しなかったトーゴは、メンバーも14人しかおらず、前日練習も当日練習もしないとあっては、とてもチームとして戦える状態ではありませんでした。

トーゴのFWは誰?と思う程前線にボールが入らず、4バックの前に人数は掛けていましたが、どこにプレスを掛けるようなチームの意思統一はまったくされていませんでした。そのため、日本はボランチの位置でもサイドハーフの位置でも、楽にボールを持つことができました。

アフリカの身体能力に慣れるという目的があったこの親善試合は、トーゴが先日対戦した香港代表とあまり変わらない実力という誤算で、日本がどうやって点を取るかのテストになってしまいました。

そんな試合でも、岡田監督は新たな攻撃の形を試していました。それは早いタイミングで相手DFラインの裏を高速で通すアーリークロスでした。香港戦ではFWが追い付けずにテストになりませんでしたが、この日はFWに森本が入っていました。

岡崎の先制ゴールの場面では森本がニアサイドで相手DFを引き付けています。2トップになったことが、森本が岡崎を生かし、岡崎も森本を生かす理想的な形を生みました。また、岡田監督はサイドハーフの選手に「中を見ないクロス」を要求していたようです。

世界のトップレベルが相手だと、中を見てからクロスを上げていてはDFの戻りが間に合ってしまうという理由で、早いタイミングでクロスを上げることを要求したのですが、岡崎あたりはトーゴのDFの寄せが甘かったことを差し引いても、DFラインの裏に出るタイミングが絶妙で、これがどこまで強いチーム相手にできるか期待したくなります。

また、森本は体の強さが印象的です。屈強なトーゴDFが体を寄せてきても、揺らがない強さはさすがセリエAで点を取っているFWです。岡崎も森本も良いボールに反応するタイプですが、守備もしっかりこなしていました。

残念なのは、トーゴがシュート1本に終わり、守備陣にとってはあまり練習にならなかったことです。これからはアウェイ戦を中心に親善試合を組むとのことで、次の南アフリカ戦で本来のアフリカの強さが見られるか楽しみです。
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埼スタこけら落とし

2009-10-14 19:14:53 | 浦和レッズ
今日は日本代表のトーゴ戦ですが、例によって平日夜の試合の即日更新は勘弁していただきます。穴埋めネタとして、昨日日本サッカー協会のHPをチェックしたところ、昨日が埼玉スタジアムこけら落としから8年目ということで、当時の記憶をたどってみます。

当時は2001年ですから、浦和にとってはJ1に復帰した初年度です。開幕当初はブラジル人のチッタ監督が指揮を執っていましたが、シーズン途中で突然辞任して、コーチから昇格したピッタ氏が監督でした。

前半戦は小野伸二が好調だったこともあって勝ち越していましたが、ピッタ氏が率いた頃は小野伸二はオランダに移籍して、チームも低迷して残留争いをしていました。当時の対戦相手はこちらも残留争いの当事者だった横浜FMでした。

残留争いの当事者の直接対決なのですから、浦和にとってはどうしても勝ちたい試合のはずです。ただ、当時は私の体調が悪く、具体的にどこが悪かったかは思い出せませんが、ひどい内容の試合で0-2ながら惨敗を喫します。

もちろん、いくつかはやむを得ない事情もあります。今でこそしっかり芝生が根付いている埼スタですが、当時の埼スタの芝生は今で言えば九州石油ドームとどっこいどっこいくらいのひどい状態でした。

また、不振の外国人選手のアドリアーノを解雇して、新外国人を取ってくる間の試合でした。代役として福永が先発しますが、試合からしばらく離れていた福永は本来の力を発揮できませんでした。

地元にW杯が来ることと、その巨大なスタジアムを浦和レッズが本拠地にするという感激で多少浮ついた気分でいましたが、この敗戦で冷や水を浴びせられた気分になりました。

また、この試合は交通の不便な未知の地、浦和美園に6万人が来るという初めての「実戦」でした。東川口駅が混むから都内を回れとか、さいたま新都心から臨時バスを運行したりとか、さまざまな「実験」が行われました。今では、公共交通機関も混雑をさばけるようになりましたが、それだけ未知の地に大勢の人がやってくるのは難しいものだということも、このときわかりました。
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トーゴ戦プレビュー

2009-10-13 18:29:26 | ワールドサッカー
明日も世界中は国際Aマッチデーで、欧州予選は最終戦を迎えますが、日本代表にも試合はあります。国際親善試合のトーゴ戦(宮城スタジアム)です。昨日の時点で日本協会に届けられているメンバーを見る限りでは、イングランドのマンチェスターCに在籍するFWアデバヨールを含むベストメンバーかに見えます。

しかし、トーゴは10日のW杯予選でカメルーンに敗れて予選敗退が決まっています。日本との親善試合は次につながらない試合になってしまったので、主力選手が来日しない可能性はあります。

いつものこととはいえ、最初はベストメンバーでの来日を言っておいて、実際はメンバーを落とすというのは日本協会をだます手法になっているようです。もしトーゴがメンバーを落としたら、出場料の減額など厳しい措置を取って欲しいです。

それはともかく、トーゴはアデバヨールはプレミアリーグの主力選手という理由で世界的に有名ですが、代表チームが目立ったのは前回のドイツW杯で本大会に出場したのが最初でした。しかし、このときは協会と選手がボーナスの額をめぐって対立してしまい、前代未聞のW杯本大会ボイコット騒動まで起こしてしまいました。

もしW杯本大会をボイコットすれば、トーゴは永遠にW杯に出られなくなり、多額の罰金も課されるという話になったので、何とか出場させましたが、こんな状態ではとてもチームにならず、予想通り3戦全敗で大会を終えました。

そんなチームですから、協会のマネジメント能力はあまり期待できません。トルシエ監督もアフリカの某チームで監督をやっていた当時、練習場の確保や航空券も自分で手配しないといけなかったそうで、トーゴも同じようなものでしょう。

主力選手が来ないことも大事ですが、トーゴが選手のコンディション調整を誤ると、相手の動きが鈍すぎて試合にならない可能性もあります。注目は開始5分かもしれません。ここで日本に1点入れば、大差の試合になるかもしれません。
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