【安らかに】品子、天に召される 石井十次その十二 2005-02-21 07:14:15 | 石井十次 1895年(明治28)3月、満天を被う星が流れていった。※1 十次、品子夫婦は相次いで三十路に入った。 疾風怒濤の20代は過ぎ去ったが、新たな試練が ふたりを襲うことになる。 この年、品子は3月に三女 基和子を出産する。次はぜひ 男子を、と期待されたかもしれない。 しかし、この時すでに品子は結核におかされていた。 結核は当時不治の病といわれ、恐ろしい病気だった。 この病に品子は床に臥したままに . . . 本文を読む