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岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

特攻隊に涙することで見えなくなったこと。

2006-08-16 22:48:05 | 戦争を語り継ぐ
戦争体験には大きくふたつに分かれる。 攻める側と攻められる側。 攻める側にも二つある。 空から攻める。 地上を攻める。 空から攻めると、罪悪感を持ちにくい。 原爆投下した兵士のように。 これは空軍の特質である。 特攻隊には、恐怖に駆られる米軍兵士は見えない。 しかし、地をはって殺しあった兵士には、刺し殺した人々の 顔が今でも脳裏からはなれない。 イラクにいった米兵もそうだし、かっての日本兵も . . . 本文を読む

NHKスペシャル「日中戦争」

2006-08-16 22:26:24 | 戦争を語り継ぐ
事変という詭弁。 宣戦布告なき戦争は日本の常套手段だった。 2国間の戦争でなければ、国際法規は守らなくてもよいという 日本の勝手な解釈で 戦線を拡大していった。 南京大虐殺という事態を引き起こした要因には、拘束者を捕虜と認めない 日本政府の方針がある。 戦争を認めなければ「捕虜」という名称は使えない。 他国奥深くまで侵入しながら戦争ではないという詭弁。 これは中国以外の他国に対してもあった。 奇襲 . . . 本文を読む

8月 慰霊の月

2006-08-16 22:11:38 | 戦争を語り継ぐ
お年寄りの家庭を訪問していて教えていただくことは多い。 特に従軍した元兵士の話には得がたい話がある。 先日はアリーシャン列島からの引き上げの話を聞いた。 アッツ島玉砕の話は有名だが、他の島からの撤退もし烈を極めていた。 兵士を南に送るわけだが、日本近海は米国の潜水艦で囲まれており、 船舶の移動は命がけだった。 兵士を運ぶ3艘にも魚雷が発射され、一艘に命中した。 1000人余りの兵士が必死に助けを . . . 本文を読む