「カーネーション」の脚本を書いた渡辺あやさんについて、3回目です。
ドラマをみられた方は、この老死が主要なテーマになっていたことを感じられたと思います。
昭和の前半は戦争で多くの方がなくなりました。
糸子も多くの知り合いを失いました。
また自分が成長するに従い、頼りにしている人々が老いていき、自分が支える側になっているという自覚が画面に溢れていました。
渡辺さんは、どうして小篠綾子さんが「晩年もっとも輝いていた」のか、描いていきます。
それは、小篠さんの座右の銘「与えるは受くるより幸いなり」という聖書の言葉からのヒントです。
ドラマの中でもこの言葉を糸子が言います。
そして、ちょっと恥ずかしいのか、「こんな言葉、欲のあるものが言うんや」と。
渡辺さんは、「お年寄りにしか与えられないものがある」と言います。
「カーネーション」の終盤は、そのことが大きなテーマでした。
おわり。
ドラマをみられた方は、この老死が主要なテーマになっていたことを感じられたと思います。
昭和の前半は戦争で多くの方がなくなりました。
糸子も多くの知り合いを失いました。
また自分が成長するに従い、頼りにしている人々が老いていき、自分が支える側になっているという自覚が画面に溢れていました。
渡辺さんは、どうして小篠綾子さんが「晩年もっとも輝いていた」のか、描いていきます。
それは、小篠さんの座右の銘「与えるは受くるより幸いなり」という聖書の言葉からのヒントです。
ドラマの中でもこの言葉を糸子が言います。
そして、ちょっと恥ずかしいのか、「こんな言葉、欲のあるものが言うんや」と。
渡辺さんは、「お年寄りにしか与えられないものがある」と言います。
「カーネーション」の終盤は、そのことが大きなテーマでした。
おわり。