岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

ひねもす

2005-06-18 16:54:30 | 日本の仲間
今日は終日パソコンで夏山の準備をしていた。
この7月から、新潟と福島の三山を登る。
関西からはとても遠い。
土地鑑もなくて企画に手間がかかる。
それだけのことはある山域から仕方がない。

TVで「乗り尽くしの旅」を見ながら。

この番組は、JR事故以来しばらく自粛していたけれど。
九州の線路と列車がとてもいい。
子どもや、お歳よりとの交流がいい。
どうしても、鶴瓶氏の番組とかぶるけど。

ゆっくり走る列車には、ゆっくり過ぎる時間があるし、
人々の表情にはゆとりがある。
古来から連綿と続いてきたペースが残っている。
日本人のすばらしさは、この地方で再生産されている。
都会はそれを単に消費しているのだろうか。

関口君は、ゆっくり走る列車でのびのびと過ごし、
福岡の地下鉄や通勤列車で息が詰まり、消耗する。

乗り継ぎの新幹線に落ちつかず、ローカル線に乗っては
ほっとする。
みんな理解できる感情だ。

だけどこれだけ明快に都会と田舎の差を感じさせる番組は
そうはない。

「冬のソナタ」が中東で注目されているという。
「おしん」を思い出す話だが、より切実だ。
韓国軍が敵軍でないことを、TVで知ってもらおうという
わけだ。

どう考えますか?



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