岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

第5回勉強会。テーマは「私の顧客管理ノート見せます」

2010-06-30 21:30:38 | 地域包括支援センター


ケアマネさんが100人いれば、100通りのマイノートが存在するはずです。
そのノートは、まさしくオリジナルノートで、他の人の目に触れることも少ないと思います。

例えば、私の隣に席があるベテランケアマネさん。
A4のファイルに様々なリストやデータを挟みこんで
仕事をされているのですが、詳しい内容はまったく知りませんでした。

そこで今夜は、みんなの管理ノートを公開してもらいました。
そのノートの説明を聞きながら、「なるほど、この方らしい」と納得してしまいました。

ノートを利用したシンプルなものから、デスクトップ上に細かな資料をつくられているものまで、
みなさん、それぞれに工夫をされてオリジナルをつくっておられます。
もちろん、ひな型があれば初期の段階での苦労はそうとう削減します。

しかし、各人が自分の形を追求したのノートは、ひとつの文化だと思いました。
このようなものをartというのだと思いました。

後半は、新しいソフトをつくったなかまに登場してもらいました。
名づけて「ショートステイ計算ソフト」。

要支援の方がショートステイを利用する場合、訪問介護や通所介護を併用すると
この定額制のサービスを日割り計算しなくてはなりません。
具体的には、5日ショート利用をすると訪問介護や通所介護は25日間の日割になります。
この場合は、1ヶ月30日としてです。31日になると結果は異なります。

では6日利用ではどうなるか。10日では。
このようなかなり複雑な計算を基本的な数値をいれることで、介護保険の枠の中で
何日、ショートを利用できるか、瞬時に計算できるソフトです。
私にはとてもつくることのできない見事なソフトでした。

これも公開していただき、自由に使わせていただけることになりました。

最後は、ネット上の便利ソフトの紹介。
例えば、一次判定シュミレーションを皆さんに見てもらい、情報の共有過を図りました。

今回、感心したことは、参加者の皆さんが惜しむことなく、自らの努力の結晶を公開し、
新しい人のためになろうとさせる姿勢です。

このような気持が、勉強会を意味あるものにしている理由だと思います。
感謝感謝です。

※写真は岡山の中心、西川に架かる田町橋です。左写真は被災直後。右写真は現在です。
このあたりでも多くの方がなくなりました。

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