

ケアマネさんが100人いれば、100通りのマイノートが存在するはずです。
そのノートは、まさしくオリジナルノートで、他の人の目に触れることも少ないと思います。
例えば、私の隣に席があるベテランケアマネさん。
A4のファイルに様々なリストやデータを挟みこんで
仕事をされているのですが、詳しい内容はまったく知りませんでした。
そこで今夜は、みんなの管理ノートを公開してもらいました。
そのノートの説明を聞きながら、「なるほど、この方らしい」と納得してしまいました。
ノートを利用したシンプルなものから、デスクトップ上に細かな資料をつくられているものまで、
みなさん、それぞれに工夫をされてオリジナルをつくっておられます。
もちろん、ひな型があれば初期の段階での苦労はそうとう削減します。
しかし、各人が自分の形を追求したのノートは、ひとつの文化だと思いました。
このようなものをartというのだと思いました。
後半は、新しいソフトをつくったなかまに登場してもらいました。
名づけて「ショートステイ計算ソフト」。
要支援の方がショートステイを利用する場合、訪問介護や通所介護を併用すると
この定額制のサービスを日割り計算しなくてはなりません。
具体的には、5日ショート利用をすると訪問介護や通所介護は25日間の日割になります。
この場合は、1ヶ月30日としてです。31日になると結果は異なります。
では6日利用ではどうなるか。10日では。
このようなかなり複雑な計算を基本的な数値をいれることで、介護保険の枠の中で
何日、ショートを利用できるか、瞬時に計算できるソフトです。
私にはとてもつくることのできない見事なソフトでした。
これも公開していただき、自由に使わせていただけることになりました。
最後は、ネット上の便利ソフトの紹介。
例えば、一次判定シュミレーションを皆さんに見てもらい、情報の共有過を図りました。
今回、感心したことは、参加者の皆さんが惜しむことなく、自らの努力の結晶を公開し、
新しい人のためになろうとさせる姿勢です。
このような気持が、勉強会を意味あるものにしている理由だと思います。
感謝感謝です。
※写真は岡山の中心、西川に架かる田町橋です。左写真は被災直後。右写真は現在です。
このあたりでも多くの方がなくなりました。