岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

九州/九重から帰ってきました。

2011-09-05 10:08:41 | Y21山の会と、ハイキング
九重連山に行ってきました。
九重観光ホテル1泊と、九重・長者原から徒歩で3時間歩いてたどり着いた法華院温泉山荘に泊まりました。



雨中の山行となったため、九重連山を観ることはできませんでしたが、懐深く入ったために雰囲気は感じ取ることが
できました。

法華院温泉山荘は、九重連山の唯一の山小屋といえます。
徒歩でしかたどり着くことができません。

この温泉は鎌倉時代からの歴史があるそうです。
修験道場としての長い歴史の後、明治15年に山小屋として営業を始めています。
この夜、宿では「かたりべ」として昭和20年代から九重登山を始め、さまざまなボランティア活動をされている方のお話をお聞きしました。
この日はキャンセルの方が多く、やや少なめのお客でした。





今年、75歳という年齢にはとても思えない背筋の伸びた現役の山男です。
私たちの知らない九重登山の歴史をお聞きしました。

山はいつでもいい。雨の日も、吹雪の日もいいと。
なかなか聞く機会のない話でした。



この写真は昭和30年代の法華院温泉山荘です。
かやぶきの湯治場という雰囲気です。



宿の主人は、最近は宿泊者が少なくなっていると話されていました。
しかし、2005年に、ラムサーマル条約の加盟登録されている坊ガツル湿原、タデ湿原は、国際的に貴重な湿原と評価されています。



この湿原を観るだけでも遠路はるばる訪れる価値があります。

そして、素晴らしい温泉です。
ぜひ一度お出かけください。



現在の法華院温泉山荘:オリジナル手拭いから。


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