新緑の候です。山の会で笠置町を訪問しました。笠置は「かさぎ」と読みます。
木津川上流の町です。
奈良県の柳生、三重県の伊賀上野に通じる交通の要所です。
木津川は八幡市で宇治川、桂川と合流し大阪湾に注がれます。
南山城はなかなか奥の深い地域です。
大阪からはJR大和路快速で終点の加茂まで行き、乗り換えて一駅で笠置駅です。
路線図の木津(奈良の上)がJRの5差路になっています。いわゆるハブです。
加茂から亀山までがJR西日本の関西線です。車両が変わります。
周辺には茶畑が点在しています。
宇治からこの辺りまで広域に茶畑が点在しています。
1両か2両編成の単線です。宇治川沿いに走るので大雨時には土砂が流れ込むことが多く保線が大変です。
車内がすごい。もちろん中吊も茶畑や茶摘み、茶の道具のイラストが!
緑豊かです。
笠置駅です。木製の駅名表示です。
駅前には太平記の記述に沿った立体絵巻がありました。
元弘の乱笠置合戦です。
笠置山は標高300m足らずの急峻な山です。登山口まで10分程度です。
木津川に注ぐ川に関西線の鉄橋が架かっています。河原はキャンプ場になっています。
正面の山です。右に行けば柳生に通じます。左は伊賀です。交通の要所だったことがわかります。また古くから歓楽地でもあったようです。
これから登山道にはいります。車でも上ることができます。別道です。
最初は階段、途中から地道になります
崩落危険区域です。
新緑が鮮やかです。
庚申堂です。庚申信仰はこちらで
登山道には古木が続きます。
途中に民家があり宿泊施設のマイクロバスも走っていました
東海自然歩道の一部です。
道沿いに民家があります。
分かりやすい表示がありました。地図の上が東です。笠置から柳生に至るコースが書かれています。関西線は川沿いです。
立派な宿泊施設がありました。先ほどのバスはここから駅まで送迎するのでしょう。
柳生まで1.5kmとありますが、いわゆる柳生の里はもっと遠いのです。
下の地図を見てください。私たちは目指す笠置山は地図中央の288m地点です。
ところがこの地図では右端に笠置山(323m)とあります。今、気づきました。びっくり
新たな課題ができました。
話を元に戻して
笠置寺の門前まで来ました。立派な白壁です
縁起がありました
飛鳥時代からの寺だったとあります。元弘の乱のときに都落ちした後醍醐天皇がこの地にとどまり合戦があり全山焼失以後本格的な復興ならずとあります。
入山料を支払い、広大な境内を巡り始めました。
その2に続きます。
お読みいただきありがとうございました。
ウクライナとガザに平和を切に祈ります。