「あれこそ聞こえ候ふ 竹生嶋にて候へ」 平家物語「竹生嶋」より
竹生島宝厳寺は、724年、聖武天皇の勅命で僧行基が開眼したと縁起にあります。
おりしも、西国札所草創1300年の行事が行われていました。
※1300年前といえば718年ですので宝厳寺は開眼していなかったのですが、草創の意味からすれば矛盾はないのでしょう。
とにかくとても古いです。
源平の頃は、「噂に上っていたけれど、なかなか行けない島」だったことでしょう。
渡船もなく、村人の舟で行くしかなかったに違いありません。
船着き場は岩場の間にある小さな浜にあったようで、建築用の石材、木材の搬入も大変だったと思います。
急な石段(170段!)を上ります。
法厳寺です。
境内にある五重石塔は重要文化財です。鎌倉時代の作と言われています。
さらに石段を上ると三重塔があります。
竹生島には神社もあります。神仏習合です。
つづく