事務所に帰ってくると、みんながいつもと違う動きをしている。
看護師が血圧計や水を用意している。
話を聞くと、駐車場まで帰ってきた職員が体調悪化して動けないと電話が入ったという。
あわてて駐車場に走る。
向こうから本人が、手に重い資料を持って歩いてくる。
見ると顔面は土色。震えとしびれがあるという。
道路わきの石積みに腰かけてもらう。
すぐに血圧を測る。下が特に高い。
車椅子を取りに事務所に戻り、車いすに乗ってもらい、事務所内の和室に横になってもらう。
横になっていると、血圧も下がってきはじめた。
本人が少しずつ話してくれた。
午前中から車で家庭訪問を続けていた。
だんだん体調が悪くなって、昼食のうどんは1本しか食べられなかった。
店員に相談すると薬局を紹介してもらった。
症状を話し、薬を処方してもらった。
どうしても、サービス担当者会議が残っていた。
なんとかこなして、車に乗ったらふらふらになってしまい、過呼吸ではないかと思い、
赤信号の間はビニールを口に当てていたという。
よくぞ、無事に帰って来てくれた。
彼女はとても頑張り屋さんで、最近も契約数が増えていた。
いつも気になっていた。
月曜日はとてもプレッシャーがかかる曜日だ。
その月曜にはスロースタートを原則にしているのだが、予約が入っていればそうもいかない。
事務所で1時間横になった後、主治医の病院まで車で送ることになった。
横になっている間は体調は少しよくなったが、移動することと心配だ。
事務所の車を見送った。
私にはとてもショックだった。
「体調は自己管理」と言われても、スケジュールが詰まれば、どうしても無理をしてしまう。
ほとんどの場合、一人で行動せざるを得ないので、突然の体調不良には対応できない。
業務を二の次にすればいいのだが、現実はできない。
健康管理は自己管理だけではだめだ。
業務量を減らし、チームとして助け合う態勢をつくる必要がある。
提言していかなくてはと思う。
勉強会のテーマに上げなくてはならない。
※写真は、吉備文学館。
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ほっとしました。
今日は本人から電話があり、明日から出勤すると言っています。
給付管理がありますからね。
出来ることを仲間がやっておくと話しました。
相当ダメージを受けているので本人が思うほど簡単には回復しません。
見守っていきたいと思います。
私自身健康を害した経験があるので,「健康こそ一番の資産(財産)」だと思っています。極論かもしれませんが,健康さえあれば,いくらでも取り返しができると思います。
福祉従事者は,どんな分野でも肉体的疲労に加え,精神的にも強い疲労を感じるかと思います。そんな時に,安心して休める体制であるか否かは,従事者の職場選択の鍵ですね。
休むことは,福祉従事者として当然の権利です。きちんと休んで健康を回復し,「品質の高い」実践を重ねていくことが,今の福祉従事者には求められていると思います。