岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

「65歳、差別的な介護問題を考えよう~公開討論会」が開催されました。

2015-10-10 10:18:13 | 「65歳で障がい者を差別するな」浅田訴訟
2015年10月7日(水)18時30分~21時 岡山市 きらめきプラザ2階大会議室

「65歳で障がい者を差別するな」浅田訴訟の提訴から2年が経過しました。
この裁判を通じて介護制度の多くの問題点が見えてきました。
特に65歳という年齢で優先される法律が変わることによる問題点を話し合いました。

※「なんで65歳になったら、無料であった介護に1割負担がかかるん?」(障がい者から)

※「65歳を超えて障がい者だけが支援法の福祉サービスと介護保険使えるん?しかも福祉サービスの時間が多いのに無料とはどういうこと?」(高齢者から)

※「介護保険料を払っているのに必要な介護量がもらえんのはどういうこと?」(高齢者から)

※「浅田訴訟は。障がい者だけのことか?高齢者には関係ないのか」(ヘルパーから)

(当日のレジメより)

浅田訴訟は、障がい者が65歳に達した時点で介護保険サービス優先となり、今までと異なる「介護システム」に組み込まれることの問題点を訴訟という形で追及しています。
この「介護保険サービス優先」の適用レベルは各市町村において驚くほどの違いがあります。

柔軟に対応する市町村と頑な市町村。
岡山市はもっとも頑な、すなわち障がい者にとって厳しい対応をしてきました。
浅田訴訟はそのことを明らかにしてきました。




浅田さんの言葉です。

私が提訴したワケ

1.酷い「支援法福祉サービス」の打ち切り処分
 私は、65歳になると生活が一変しました。私の自立支援法による福祉サービス249時間が打ち切られました。介護保険は申請主義ですから、申請しなかったら岡山市から「死ね」という処分が出たのです。余りにも残酷非道な処分で、自分らしく暮らしていた生活は制度の矛盾でいっぺんに奈落の底に突き落とされました。
自らの生きる権利、人間としての存在を否定されたことによる怒りと悲しみが胸の底から湧きあがりました。懸命に頑張ってきた自分の人生が無になるように思い、「負けてなるか。これまでの親にもらった命を輝かせるための努力を、ここで捨てるわけにはいかない。支援してくれる人とともに輝かせたい」。そんな思いで提訴したのです。

続く。





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