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岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

週末 北朝鮮 核実験前

2006-10-09 21:02:16 | 世界のなかま
週末はネットに接続できなくて 日記を書いていた。
すると今日になって北朝鮮が動いた。
とりあえず 北朝鮮が動く前に書いた文章を記録しておこう。
なにか意味があるとも思えないが。

10月7日 クライマーズ・ハイを観る
NHKのドラマ「クライマーズ・ハイ」はなかなか見ごたえがあった。
地方新聞社の記者たちの事件をめぐる葛藤を描いているが、
スクープの裏を取ることに精力を注ぐシーンが多いが
これは昨年のNHK vs 朝日新聞事件を思い出した。
朝日の安倍・中川NHK介入スクープ記事にどれだけ裏が取れていたかと
暗に批判しているようだった。
このドラマのように新聞に対する熱い思いが今でも記者の中に
渦巻いていることを願う。

10月8日 働くことは手段なのか。
サンデーモーニングを見ていたら 「働くこと」について
コメンテーターが話し合っていた。
ある人は「手段」でしかないという。生活をするための手段である。
確かに今は「働くこと」は金を稼ぐための「手段」になってしまって
いる。苦しくても嫌でもしなくては生きていけない手段となっている人は
多いだろう。
あるコメンテーターは 働くことに意味が持てない人が増えたことは事実
。これからは金を稼ぐ仕事とは別に意味ある無償(ないしは低収入)の
仕事が必要になっているという。
意味あるとは「生きる意味」のことである。
「働くことは生活のため」という時代にどのように対応するか。
個人レベルだけでは無理な話でもある。
もちろん 政府がすべての人に義務として就労支援を叫ぶときにこの視点
では考えてはいない。

10月8日 
北朝鮮の核実験
北朝鮮政府が何のために核実験という「暴挙」をあえてするか
まず 追い詰められているということ
それも 経済的にである 
政治的に追い詰められることでは「核実験」は必要ない。
政治的に鎖国をしただけで 追い詰められることはない。
しかし 経済的に追い詰められている今 国民は疲弊し 人心は離れる
ならば 国民には 世界に冠たる朝鮮国をアピールし愛国心を 煽る。
かっての日本が世界連盟を脱退し 欧米の経済封鎖のなかで
愛国心を煽り 暴走を始めた時代にとても似ている。
しかし 日本に未来はなかった。
もちろん 北朝鮮にもこの先未来はない

この事態を打開する手立ては 基本的には 北朝鮮国内での対応である
 現政権の方向転換がならぬなら 現政権の退場 国民の力の発揮 
1990年代に東欧で起こった政権崩壊が 北朝鮮では起こるとは
にわかに考えにくいが あのような形がベストだと思われる。
もちろん 米国がよく使うクーデターによる新たな政権づくりも成功
することは少ないが 計られるかもしれない。
自国に危険が及ぶと考える国が 何かを秘密裏に進める可能性はある 
その国は日本とはならないだろうが 計画はされているだろう。

先制攻撃の可能性
かってブッシュがイラクに仕掛けて失敗した戦争の後では 可能性は
極端に低い。まず米国民に納得させることができない。
自国の軍隊の死傷者をアジアの資源もない国で出すことに誰も
賛成しない。
ならばもっとも現実的なことは 国際会議のような政治的決着。
それが無理なら ピンポイント個人攻撃ということになるのだろう。
あくまでも個人攻撃に限定し 強行するということが起こりうると考える。
それほどの局面なのか 今の私にはわからないが もし核実験を実行し
 隣国に 脅威が及ぶときに 実現の可能性は一気に高まるはずである。


「持続可能な福祉社会」 広井良典
地域包括に属して いったい私は何をすればいいのだろうと 
何が目的なのかと 思い悩むことが多い
果たしていま進めていることが 福祉につながるのか 
地域包括というチームが何をもとめているのか
国からの指示を消化する(現実にはできない)だけの法定機関業務なのか
思う悩む日々には「持続可能な福祉社会」は一服の清涼剤になりうる。

10月8日安倍氏 中国訪問

政府が恐れたのが 「朝貢訪問」といわれることだ。
今回はお互いに譲歩して実を取るという当たり前の外交だが、
では小泉外交とは何だったのが後継政権への土産ばかりではないだろう。
よく小泉氏が「中韓は靖国で後悔する」といっていたが 
これはどのような考えだったのだろうか。
今 現政権と中韓政権がスムーズに動くとすれば 小泉氏の「捨て台詞」
の意味はなんだったのだろうか。
変人の変な言葉でしかないなのか。さすがにそこまでは思いたくないのだが。
東アジアの首脳が会談できないという事態は、3国にとって非常に
好ましくない。そのネガティブな事態が修復したというだけだが 
安堵した気持ちになった。
どれだけ今までが異常だったかということだ。
ここで先週の国会答弁を振り返ってみよう。
国会では野党の「なうて」といわれる議員が安倍氏の戦争責任に対する
考えを追及した。首相を歴代政権の考えを継承すると答えた。
これは実は国会を使った「やらせ」ではないか。
今回の中韓訪問の前提として「歴代政権の考えを継承する」ということが
あったのだが それを国会で答弁しておくというなら 
やはり質問する議員も事前にそのことを知らせていなければ こうも
うまくいくわけがない。ということで 今回の中韓訪問は国会を挙げての
連携プレイといってもいいだろう。

10月8日 NHK合唱コンクール
毎年楽しみにしている小中高の合唱コンクールが日祝と2日間開かれている。
まことに見ごたえがある。
日曜の小学校の部の放送の最後に全国2000校あまりの校名が画面に
載るのだが、地域によってその格差が大きいことには驚かされる。
多い県で100校以上の参加がある一方、少ない県では数校にとどまる。
この差はなにだろう。もちろん指導者の数が違うのだろうが、
合唱というクラブ活動への理解に差があるのではないか。
私はこの合唱ということに大きな意味を感じている一人である。
音楽に対する深い理解を学生時代に得るためには、楽器演奏とともに
自身の声で演奏するというもっとも原初的な手段が適していると思う。
そしてなんといっても 合唱する声や姿は美しい。心が洗われる思いだ。
これからももっと多くの学校が参加し広がってほしい。
合唱の「甲子園」が成長することを望む。

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