岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

福島第一 汚染水封じられない 切羽詰まっている。

2013-08-03 10:53:34 | 原子力発電
福島第一原発事故は当然だが終わっていない。
これは今までの原発事故と全く異なる。

事故を起こした原発4基はこれからも冷却し続けなくてはならない。
放射能汚染源は、冷却水のみだろうか。
格納容器から漏れ出した核燃料のデブリからではないかという推測もある。
それを肯定することも否定することも誰にもできない。
敷地内の地下で起こっていることを知ることができないのが現状だ。

海に流れ出すことを遮水壁で防ごうとすると、壁に遮られた汚染水の水位があがり地表近くになる。やがて壁を乗り越える。

地下水は山側から流れてきて、原子炉建屋の地下に入り汚染されて、汚染水が増量される。
汚染水の海への放出は許されることではない。

切羽詰まっている。
このように、福島第一原発事故はまったく終息していない。

にも関わらず、原発を再稼働しようとしている電力会社や原発輸出を進める政府の姿勢は容認できない。

現実を直視し、確実に課題を克服すること。
そのことからしか解決はな

汚染水が一日当たり400トンも海に漏れ出していることを、東電が原子力規制委員会に報告したと金子勝さんがツイッターで発信している。これでは、毎日の放水量と同じだけ海に流れていることになる。山側からの地下水や貯蔵タンクからの漏水を考えなくてはならないのだろう。

※写真はメタセコイヤの木の中に沈む太陽。
格納容器から漏れ出した核燃料のように見える。

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