岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

健康と無尽について。

2011-11-17 12:02:52 | 社会福祉の源流


「無尽」について、NHKアサイチで話題になっていました。
(アサイチは有働アナが主導しているようでテーマが面白い。批判もあるようでファックスで感想を聞いていました)

さて、健康年齢の高さでは山梨県が日本一だそうです。
その理由について、「無尽」ないしは「無尽講」の存在が話題になっていました。

この「無尽」、私は生活の中で聞いたことはありません。
しかし、福祉の歴史では重要な位置を占めると思われます。

先日、紹介させていただいた『福祉学を構想する』池田敬正著に中にも書かれていました。

51pから引用

三浦梅園が編成した「慈悲無尽」も相互扶助の提案だった。1856年に描かれた「慈悲無尽興行旨趣」の冒頭では次のようにのべていた。「一村のうちは、よき事あればうちよりて喜び、悪しきことあればうちよりて悲しむ事、たとえば一家兄弟のごとし。さるによりて、病人をばたすけあひ、貧人をばすくいあひ<後略>」とする。

相互扶助は健康に繋がるということも理解出来ます。

そういえば、NPO法人AMDAも相互扶助を唱っている。
NPOの理念として納得できます。

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