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連載は7回になりました
原文のままです。
この連載は佐藤様彦さんご本人と支援者前田隆行さんの了解を得て実名にて紹介させていただいています。
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認知症本人をサポートする上の注意点。
1.本人の選択権を奪わないでください。
食べもとでも、本人に2つ示して、本人に選んでもらい、本人に考えてもらうことが、脳のリハビリになり、いつ本人の意向をきいてみる。何が飲みたいですかと聞くのではなく、例えば、お茶にしますか、ジュースにしますかと、具体的に聞く。
2. 本人にできることは、時間がかかっても、本人に行ってもらう。( 例えば小銭を財布からだし自分で、自動販売機で買うことはできる人は、生活のリハビリだと思い、認知症本人に自分で買ってもらう。)できないことだけを支援する。あらかじめ、本人が完了する時間を予想して、始めてもらう。せかさない。
3. 直前にしたこと、いったことを忘れてしますので、同じことを聞いてきても、聞いて来る人は、毎回はじめてのつもりで聞いて来る野で何回でも、めんどくさがらず同じ回答をしてもらいたい。
4. トイレの出口が2か所あるところもあるので、出口が1か所か2か所確認する必要がある。空港ではトイレの出口が2か所あるので要注意。
5. 本人がしゃべれないとき、サポーターは認知症好み、あらかじめ家族から情報を得ていく。その時も、気分によってちがうときもあるので、今日はコーヒーにしましかと毎回
たずねる。かならす、「はい」「いいえ」で答えられる質問形式にする。首をふってもらい確認してもらいたい。
情報は1度に1つだけ。例えばトイレに行ってから、何何しましょうと言わず。先ずトイレに案内してから、それから何か食べたいもの、飲みたいものはありましかと尋ねる。
6. トイレなどで認知症本人に持ち物を預かりましょうかと、本人の意向を尋ねてから預かる。本人が持ち物をもっていきといったときいったときは、トイレから出たとき持ち物を持っているか確認する
7. 食事をするときの注意点
・洋食か和食か、ご飯ものか麺類か必ず、AかBかと本人に簡単に選択できるように聞いてもらいたい。
・お店に入るときは、この店で良いかと聞く。いやだと言ったら、別のお店をさがす。そうしないと、例えば、お寿司のお店に入ってから、お寿司は食べたくなと言いだすこともある。
・トイレは1箇所でも分岐点があれば、帰りも案内する。(人によっては分岐点がなくても案内が必要な場合もある)
・トイレの中でも介助が必要か、家族に事前に確認しておく。
・食前食後に飲む薬はありか尋ねる、ある場合は飲むように誘導する
8.人によっては、突然走りしたりする人もいるので、よく注意して見守る。
9. 初めて会話をとるときは、話のスピードに注意する。
会話が理解されているかに注意して、理解でされていない様子だと話のスピードを落としてゆっくり話す。
逆にゆっくりすぎると、本人のプライドが傷つき怒りだすこともあるので注意する。
10.気力のない人へ
何もする気力がなく、ボート―過ごしている認知症本人がいたら、たとえ15分でも散歩に誘い散歩途中にいろいろな話をして、散歩後の充実感、満足感を本人にもってもらうことが大切だと思います
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介護者として私自身も知っておかなくてはならないことばかりです。