岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

NHK 思索ドキュメント 立花隆

2009-11-25 21:58:11 | 世界のなかま
11月23日放映
がん研究の最前線をがん患者である立花さん自身が取材しています。
人類はどこまで、がんのことがわかったのか。
立花さんはアメリカの第一線の研究者にインタビューをします。

そして、その中間まとめは、
「がんも人類とともに歩いてきた」
「がんは人類の進化とともにある」というものでした。

人類が進化するという表舞台の裏には、がんがいた。
人類が進化の過程で獲得した遺伝子を利用してがんも増殖していくという。

立花さんは、
「もし自身の膀胱がんが転移するようなことがあれば私はそれを受け入れる。
抗がん剤治療を行うつもりはない」という。

「どちらにせよ私の持ち時間は限られている。
現在の『生活の質』を維持することを第一に考える。」

立花さんの最後の取材先は鳥取の病院を経営している徳永進医師。
生死に向き合う医師と患者から学ぶ。
まさに「生活の質」について学ぶ。

二人に一人は、がんに罹る。
三人に一人はがんで死亡する。

まったく他人事ではない。

※徳永進医師は、ホスピスケアの著作が多いのですが、私はハンセン病の著作に
心当たりがありました。
『隔離―故郷を追われたハンセン病者たち』 (岩波現代文庫) 徳永 進 著

※総合グランド。旧陸軍将校倶楽部の建物。


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