凄い試合でしたね。
クビトバ選手はとてもタフな選手でした。
2年前の左手の怪我からの奇跡的な復帰には驚きました。
第1セットは押されながらも大坂選手が取りました。
サウスポーの強打にすこしづつ対応できてきた感じでした。
大坂選手は第一ゲームに勝てば、ほぼ負けないというデータを聞いていました。
本人も観客もそれを感じていたでしょう。
第2セット、勢いは大坂選手にあり、マッチポイントまでクビトバ選手を追い詰めました。
これで決まるかと思うところまで追い詰めたのですが、脅威の粘りでクビトバ選手が反撃し、精神的に混乱した大坂選手から第2セットを奪います。
その時の大坂選手の動揺はだれの目にも明らかでした。
ラケットこそ投げませんでしたが、この感情を引きずれば勝利の女神は逃げて行ったはずです。
大坂選手は第2セットを失った直後にトイレブレークをとりました。
コーチからアドバイスを受けることができないグランドスラムです。
短い時間で冷静さを取り戻さなくてはなりません。
コートに戻った大坂選手は、もう一喜一憂を表情や態度に表すことはなくなりました。
見事な自己コントロールです。
もちろん、コーチから事前にアドバイスはあったのでしょうが。
第3セットは、大坂選手が精神的にも勝っていたように思います。
ミスも少なくなりました。
サーブに威力がありラリーに強い大坂選手が地力を発揮すれば勝てる選手はほとんどいないように思います。
第3セットはそのことを証明しました。
見事な勝利でした。
本当におめでとうございます。
滅多とない至福の時間を与えられました。
感謝です。
お読みいただきありがとうございました。