岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

読了です。『私は真実が知りたい』赤木雅子+相澤冬樹著 その3

2020-07-30 20:43:22 | 赤木俊夫さんを忘れない

画像は『私は真実が知りたい』裏表紙です。

夫妻の写真は、新婚旅行の訪れたローマの「真実の口」。

映画『ローマの休日』で有名ですね。

 

141頁から最後まで読みました。

2020年3月18日、提訴と文春掲載から4ヶ月間のドキュメンタリーです。

7月15日、第1回口頭弁論で雅子さんが意見陳述をしました。

youtubeで雅子さん自ら読み上げています(もちろん法廷ではありません)。

 

第10章 池田さんが告白「八億円値引きに問題ある」

第11章 トッちゃんを食い物にした上司は全員「異例の出世」

第12章 安倍首相「辞める」答弁は改ざんと「関係あった」

第13章 昭恵さんからLINEが来た!けど…

終章  あの頃のトッちゃんに言ってあげたいこと

    赤木俊夫さんが遺した「手記」全文

 

私は3月18日の文春の記事以降は、相澤さんの記事はほとんど読んでいません。

そのため、3月以降のお二人の考えや行動は知りませんでした。

驚くことが多かったです。

雅子さんの考え、そして行動は、俊夫さんが遺した「手記」に沿って、真実を知ることためです。

俊夫さんの思いを継ぐことです。

当然、こころは大揺れですが、彼女自身が「計画性もなく直観だけで生きてきました」と述べています。

この直観力の前に、財務省の秀才と言われる面々が戦々恐々としています。

 

上司は異例の出世をしています。

その勤務先や通勤時の路上で質問をします。

俊夫さんが「手記」で、刑事罰、懲戒処分を受けるべき者、と書き残した人です。

「佐川理財局長、当時の理財局次長、中村総務課長、企画課長、田村国有財産審理室長ほか担当窓口(悪いことぬけぬけとやることができる役人失格の職員)」

実際に質問できた人は、前西勇人氏、伊藤豊氏、楠敏志氏。

処分を受けるべき者が出世している理不尽さ、くやしさが、俊夫さんの遺志を引き継いだ雅子さんの行動に現れています。

 

雅子さんの思いは、関係した人々が真実を話し、俊夫さんの墓前で謝罪することです。

それまでは、この戦いは終わらないと思います。

裁判の進行を見守りたいと思います。

 

読みいただきありがとうございました。



最新の画像もっと見る