画像は『私は真実が知りたい』裏表紙です。
夫妻の写真は、新婚旅行の訪れたローマの「真実の口」。
映画『ローマの休日』で有名ですね。
141頁から最後まで読みました。
2020年3月18日、提訴と文春掲載から4ヶ月間のドキュメンタリーです。
7月15日、第1回口頭弁論で雅子さんが意見陳述をしました。
youtubeで雅子さん自ら読み上げています(もちろん法廷ではありません)。
第10章 池田さんが告白「八億円値引きに問題ある」
第11章 トッちゃんを食い物にした上司は全員「異例の出世」
第12章 安倍首相「辞める」答弁は改ざんと「関係あった」
第13章 昭恵さんからLINEが来た!けど…
終章 あの頃のトッちゃんに言ってあげたいこと
赤木俊夫さんが遺した「手記」全文
私は3月18日の文春の記事以降は、相澤さんの記事はほとんど読んでいません。
そのため、3月以降のお二人の考えや行動は知りませんでした。
驚くことが多かったです。
雅子さんの考え、そして行動は、俊夫さんが遺した「手記」に沿って、真実を知ることためです。
俊夫さんの思いを継ぐことです。
当然、こころは大揺れですが、彼女自身が「計画性もなく直観だけで生きてきました」と述べています。
この直観力の前に、財務省の秀才と言われる面々が戦々恐々としています。
上司は異例の出世をしています。
その勤務先や通勤時の路上で質問をします。
俊夫さんが「手記」で、刑事罰、懲戒処分を受けるべき者、と書き残した人です。
「佐川理財局長、当時の理財局次長、中村総務課長、企画課長、田村国有財産審理室長ほか担当窓口(悪いことぬけぬけとやることができる役人失格の職員)」
実際に質問できた人は、前西勇人氏、伊藤豊氏、楠敏志氏。
処分を受けるべき者が出世している理不尽さ、くやしさが、俊夫さんの遺志を引き継いだ雅子さんの行動に現れています。
雅子さんの思いは、関係した人々が真実を話し、俊夫さんの墓前で謝罪することです。
それまでは、この戦いは終わらないと思います。
裁判の進行を見守りたいと思います。
読みいただきありがとうございました。