職場で全員出席で「裁判員~選ばれ、そして見えてきたもの~」という
1時間の映画をみた。
中村雅俊の監督・主演である。
PR映画としてよくできていた。
感動していた人も多かった。
しかし、PR映画=政府広報で感動させてはいけない。
感動するという行為自体が、目を曇らせる。
チラシも貰ったが、なぜ裁判員制度なのか。
まったく腑に落ちない。
裁判員制度の対象になるのは、刑事事件で第1審のみである。
年間3500件程度と予測されている。
(通常刑事事件の4%程度)
もちろん殺人事件も対象だ。
死刑判決にも関わらなくてはならない。
しかし、裁判員が関わるのは、3日のみだ。
人の命の関わることの評決に、3日である。
もちろん、裁判員が関わる前に、綿密な調査を終え、
概要(ダイジェスト版)程度の資料をもとに、評議がなされる。
私がもし裁判員をするなら、3日で評決しなければ
ならない裁判などには参加したくない。
すべての資料に目を通し、自分の信念に基づいて評決したい。
人の一生の関わることに、3日という係わりは余りに
短すぎる。
これは、国民が裁判に参加するために可能な時間がどの程度かという
視点から考えられに違いない。
しかし、裁判に参加するものとして、この時間はないだろう。
さて、どうして裁判員制度をはじめるのだろうか。
裁判官の経費を削減するためか?
映画も観るとわかるのは、裁判官は裁判員と評議をするためには
大変な手間がいる。法律用語など知らない人間との話し合いである。
その上、裁判員には常に初体験者が登場する。
いつまでも 裁判官は素人と話さなければならない。
当然時間もかかる。手間がかかる。
裁判員を集める経費も莫大だ。
日当や交通費も莫大だ。
1件当たり8人(補欠2名)×10000円×3日=24万円
交通費 5000円×24名=12万円
事前説明会:50名×8000円=40万円
約80万円程度が日当や交通費になるだろう。
その他、郵便物発送や事務費を入れれば1件あたり120万円。
合計120万円×3500件=40億円くらいか。
これは国庫から出るわけで、税金である。
今でも広報にこの金額程度は使われている。
この金額を使って、国民に何を求めているのだろうか。
「国民の意見を裁判に反映したい」というのはパンフの言葉だ。
日本国民としての意識を植え付けるためか。
一つの教育なのだろう。
映画を観て どんどんわからなくなった。
ひょっとして、わけのわからない話が進んでいるのではないか。
3日で結論を出すというインスタント裁判に加担させられるのでは
ないか。
不安が募った映画だった。
1時間の映画をみた。
中村雅俊の監督・主演である。
PR映画としてよくできていた。
感動していた人も多かった。
しかし、PR映画=政府広報で感動させてはいけない。
感動するという行為自体が、目を曇らせる。
チラシも貰ったが、なぜ裁判員制度なのか。
まったく腑に落ちない。
裁判員制度の対象になるのは、刑事事件で第1審のみである。
年間3500件程度と予測されている。
(通常刑事事件の4%程度)
もちろん殺人事件も対象だ。
死刑判決にも関わらなくてはならない。
しかし、裁判員が関わるのは、3日のみだ。
人の命の関わることの評決に、3日である。
もちろん、裁判員が関わる前に、綿密な調査を終え、
概要(ダイジェスト版)程度の資料をもとに、評議がなされる。
私がもし裁判員をするなら、3日で評決しなければ
ならない裁判などには参加したくない。
すべての資料に目を通し、自分の信念に基づいて評決したい。
人の一生の関わることに、3日という係わりは余りに
短すぎる。
これは、国民が裁判に参加するために可能な時間がどの程度かという
視点から考えられに違いない。
しかし、裁判に参加するものとして、この時間はないだろう。
さて、どうして裁判員制度をはじめるのだろうか。
裁判官の経費を削減するためか?
映画も観るとわかるのは、裁判官は裁判員と評議をするためには
大変な手間がいる。法律用語など知らない人間との話し合いである。
その上、裁判員には常に初体験者が登場する。
いつまでも 裁判官は素人と話さなければならない。
当然時間もかかる。手間がかかる。
裁判員を集める経費も莫大だ。
日当や交通費も莫大だ。
1件当たり8人(補欠2名)×10000円×3日=24万円
交通費 5000円×24名=12万円
事前説明会:50名×8000円=40万円
約80万円程度が日当や交通費になるだろう。
その他、郵便物発送や事務費を入れれば1件あたり120万円。
合計120万円×3500件=40億円くらいか。
これは国庫から出るわけで、税金である。
今でも広報にこの金額程度は使われている。
この金額を使って、国民に何を求めているのだろうか。
「国民の意見を裁判に反映したい」というのはパンフの言葉だ。
日本国民としての意識を植え付けるためか。
一つの教育なのだろう。
映画を観て どんどんわからなくなった。
ひょっとして、わけのわからない話が進んでいるのではないか。
3日で結論を出すというインスタント裁判に加担させられるのでは
ないか。
不安が募った映画だった。