民主党が危機状態に落ち込んだ昨年。
若手の民主党代議士が、党代表選の時にだれに投票するかと
悩んでいた。
「小沢氏では党をバラバラにされてしまう」。
これが民主党の議員の多くの小沢評だった。
私もそのような考えに近かった。
それほど、自民党時代の小沢氏のイメージは強かった。
小沢氏は代表選に勝って「私は変わった」といった。
今から振り返ってみると「私は変わった」のか。
興味あるテーマだ。
私の知っている民主党議員は、専門分野を持つスペシャリトだが、
政治的には アマチュアといってよい。
専門分野の実力は、自民党の同分野の議員の比ではない。
一方、民主党には、体内の血液のうち80%は自民党という議員もいる。
小沢氏や石井氏などの政治のプロである。
この人たちは、権力に対峙しているという意味だけで「反権力」である。
権力的「反権力」といっていい。
今の与党と中央官僚が、権力を持つものの必然として、心身ともに
腐敗しているのは当然であろう。
その腐敗を野党が攻撃するわけだが、筆頭にたつ権力的「反権力」者で
ある小沢氏にも、当然のごとく金についての問題が出てくる。
これは当然といえば当然である。
金を集めることができるのが、実力のある「政治家」なのだ。
これが、小沢氏が育ってきた政治の世界である。
そして、プロの政治家は、選挙のプロであるのは当然だ。
選挙に勝ち残ったからこそ、今があるのだ。
いかような境遇に落ちても、国会議員であり続けるのがプロの政治家だ。
例えば石井一氏。先の衆議院選では、小泉旋風に吹き飛ばされ、
比例でも残れなかった。
しかし、この副代表はしぶとく参院選で復活を果たす。
そして今回の国会では、与党のアキレス腱である公明党の暗部に
切り込んだ。老いの一徹は怖い。怖いもの知らずなのである。
小沢氏の参院選の戦いはことごとく的中してついに参院を獲った。
そして、国会期間中にも関わらず、地方行脚を始めた。
与党にとってこれほど気になることはない。
政権党は国会に縛られ動きようがないのである。
ここでは選挙対策を一手に握った古賀氏との闘いとなるが、
権力を持つものの優位性がある古賀氏ではあるが五分に闘えるかどうか。
小沢氏の目標は政権獲り一本である。
かって中枢にいた自民党を本当につぶすことに執念を持っている。
自民党は小泉によってかく乱され、小沢によってプレスされるのか。
ここで熟考しなくてはならないのは「政権交代」の意味である。
「政権交代」によって民主主義は機能するというのは、
日本では未だ仮説だ。
しかし、私はこの仮説を信じている。民主党がだめなら、
また交代すればいい。
代えることができないこと自体が民主主義の危機なのだ。
ではなぜ代えることができないのか。
これは日本国という国の形=国民性によるものといいたい。
ならば、小沢氏が政権を獲ることは、それは合法的な革命といえる。
とてつもない困難なことに実現可能性を与えた政党党首なのである。
彼をどう評価するか。
すでに、今の国会での与野党に対決姿勢の変化を与えている。
政治を劇場にしたのは小泉氏だが、国会を論戦の場にしたのは
小沢氏ということになる。
今なら言える。政治のプロである小沢氏なくして、この政治状況は
ありえなかったことを。
これからが本番のようだ。
皆さん、歴史の生き証人になれますよ。
若手の民主党代議士が、党代表選の時にだれに投票するかと
悩んでいた。
「小沢氏では党をバラバラにされてしまう」。
これが民主党の議員の多くの小沢評だった。
私もそのような考えに近かった。
それほど、自民党時代の小沢氏のイメージは強かった。
小沢氏は代表選に勝って「私は変わった」といった。
今から振り返ってみると「私は変わった」のか。
興味あるテーマだ。
私の知っている民主党議員は、専門分野を持つスペシャリトだが、
政治的には アマチュアといってよい。
専門分野の実力は、自民党の同分野の議員の比ではない。
一方、民主党には、体内の血液のうち80%は自民党という議員もいる。
小沢氏や石井氏などの政治のプロである。
この人たちは、権力に対峙しているという意味だけで「反権力」である。
権力的「反権力」といっていい。
今の与党と中央官僚が、権力を持つものの必然として、心身ともに
腐敗しているのは当然であろう。
その腐敗を野党が攻撃するわけだが、筆頭にたつ権力的「反権力」者で
ある小沢氏にも、当然のごとく金についての問題が出てくる。
これは当然といえば当然である。
金を集めることができるのが、実力のある「政治家」なのだ。
これが、小沢氏が育ってきた政治の世界である。
そして、プロの政治家は、選挙のプロであるのは当然だ。
選挙に勝ち残ったからこそ、今があるのだ。
いかような境遇に落ちても、国会議員であり続けるのがプロの政治家だ。
例えば石井一氏。先の衆議院選では、小泉旋風に吹き飛ばされ、
比例でも残れなかった。
しかし、この副代表はしぶとく参院選で復活を果たす。
そして今回の国会では、与党のアキレス腱である公明党の暗部に
切り込んだ。老いの一徹は怖い。怖いもの知らずなのである。
小沢氏の参院選の戦いはことごとく的中してついに参院を獲った。
そして、国会期間中にも関わらず、地方行脚を始めた。
与党にとってこれほど気になることはない。
政権党は国会に縛られ動きようがないのである。
ここでは選挙対策を一手に握った古賀氏との闘いとなるが、
権力を持つものの優位性がある古賀氏ではあるが五分に闘えるかどうか。
小沢氏の目標は政権獲り一本である。
かって中枢にいた自民党を本当につぶすことに執念を持っている。
自民党は小泉によってかく乱され、小沢によってプレスされるのか。
ここで熟考しなくてはならないのは「政権交代」の意味である。
「政権交代」によって民主主義は機能するというのは、
日本では未だ仮説だ。
しかし、私はこの仮説を信じている。民主党がだめなら、
また交代すればいい。
代えることができないこと自体が民主主義の危機なのだ。
ではなぜ代えることができないのか。
これは日本国という国の形=国民性によるものといいたい。
ならば、小沢氏が政権を獲ることは、それは合法的な革命といえる。
とてつもない困難なことに実現可能性を与えた政党党首なのである。
彼をどう評価するか。
すでに、今の国会での与野党に対決姿勢の変化を与えている。
政治を劇場にしたのは小泉氏だが、国会を論戦の場にしたのは
小沢氏ということになる。
今なら言える。政治のプロである小沢氏なくして、この政治状況は
ありえなかったことを。
これからが本番のようだ。
皆さん、歴史の生き証人になれますよ。