![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/ad/ca8920b28117999411d1704625b3242f.jpg)
岡山の自宅は、築90年の古民家です。
夏は暑く冬は寒い典型的な日本建築です。
もう40年以上改築改修をしていません。
雨漏りもありません。
木組みはしっかりしていてびくともしていません。
しかし、大気の「沸騰化」と言われる現在ではこの建物は暑さ寒さが外気温以上になります。
午前10時でもエアコンなしだと室温5度程度です。
これを10度まで上げます。そして切ります。
足元に200wの電熱器をオンにします。
昔、夏に軽井沢に行った時に地元の方に「夏は涼しくて作業が捗るのでは」とお聞きしたら、
「いやいや、寒い冬の方が人は働くものです。じっとしておれないですから」。
妙に納得しました。
10月に新潟に行きました。
良寛さんが20年間住んだと言われる国上山の五合庵に参拝しました。
豪雪といわれる新潟です。山中の一人暮らしは厳しい。
さらに冬の間、山里からの往来も閉ざされる五合庵で、
一人生き抜いてきた良寛さん。
厳しさゆえに春の訪れを万物とともに喜び合います。
現代の生活に慣れてしまっている心と身体。
せめて寒さを実感したいと思います。
そうすれば春の喜びを一層感じることでしょう。
お読みいただきありがとうございました。
ウクライナに平和を!
ガザを救え!
※見出し画像は、「パレスチナ人の血の涙」を描いている人々です。岡山駅西口。