朝日新聞(7月25日)掲載の森岡さんの
「生きる理由 自分のために考え続ける」から、
若者に向けた文章の最後の部分です。
「そう、あなたのその問いは、あなただけが考えている
のではない。想像できないかもしれないが、大人になった私も
またあなたと同じ問いを考え続けているのだ。
性を求める行為の果てに、私が直面してしまう死と孤独の謎に
ついて、他人や世間のためでなく、自分に決着をつけるために
私はこれらを考え続けることを選んだのである」
「あなたのその問い」とは、いずれ無になる人間がそのことを
自覚しながらもなぜそれでも生き続けるのかということだった
と思う。(手許に掲載紙はない)
若者がそのような意識を持つことは当然と思う。しかし、
大人になればそんなふうに思わなくなるのではないかと、
若者は思うかもしれないが、大人だって悩み続けてるのだと
彼はいう。
私もまったく同感だ。
森岡さんは死への恐怖を包み隠さず書いている。
同じように、自らの性欲についても書いていく。
これはまったく珍しいことだ。小説家ならわかる。
彼は大学の教員だ。
大学の教員が自身の性欲についてこと細かく書くというのは
私は知らない。
森岡さんは、自らもっとも重要な、まさしく死活問題である
「直面してしまう死と孤独の謎」を追求することを目指す。
宗教者も目指し続けているはずであるが、研究者が目指すことに
意味がある。
いや、本人にとって、学問的に意味があるかどうか、
他人がどう評価するかは、本質的なことではないというだろう。
その通りだ。
私も私なりに、「直面してしまう死と孤独の謎」について、
考えていきたいと思う。
※森岡正博さんのHPは、ブックマークの「森岡さん」を
クリックしてください。
「生きる理由 自分のために考え続ける」から、
若者に向けた文章の最後の部分です。
「そう、あなたのその問いは、あなただけが考えている
のではない。想像できないかもしれないが、大人になった私も
またあなたと同じ問いを考え続けているのだ。
性を求める行為の果てに、私が直面してしまう死と孤独の謎に
ついて、他人や世間のためでなく、自分に決着をつけるために
私はこれらを考え続けることを選んだのである」
「あなたのその問い」とは、いずれ無になる人間がそのことを
自覚しながらもなぜそれでも生き続けるのかということだった
と思う。(手許に掲載紙はない)
若者がそのような意識を持つことは当然と思う。しかし、
大人になればそんなふうに思わなくなるのではないかと、
若者は思うかもしれないが、大人だって悩み続けてるのだと
彼はいう。
私もまったく同感だ。
森岡さんは死への恐怖を包み隠さず書いている。
同じように、自らの性欲についても書いていく。
これはまったく珍しいことだ。小説家ならわかる。
彼は大学の教員だ。
大学の教員が自身の性欲についてこと細かく書くというのは
私は知らない。
森岡さんは、自らもっとも重要な、まさしく死活問題である
「直面してしまう死と孤独の謎」を追求することを目指す。
宗教者も目指し続けているはずであるが、研究者が目指すことに
意味がある。
いや、本人にとって、学問的に意味があるかどうか、
他人がどう評価するかは、本質的なことではないというだろう。
その通りだ。
私も私なりに、「直面してしまう死と孤独の謎」について、
考えていきたいと思う。
※森岡正博さんのHPは、ブックマークの「森岡さん」を
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