朝日新聞が、JR西アーバンネットワーク内の運転士と車掌に
アンケートを実施しており7月25日に紙面に掲載された。
「安全向上計画」に関するアンケートである。
この「安全向上計画」を指揮している新副社長の山崎正夫氏は、
かって「SA計画」を指揮していた。
※「SA計画」は5月27日号に掲載しています。
この「SA計画」に関する現時点での山崎氏の評価はどうか。
紙面にインタビューが載っている。
「安全対策をソフトとハード両面で体系的にやろうとした。
対症療法的に考えるのではなく『事故の芽』を大事故の
前に摘み取るのが趣旨だったが、私がいなくなって下火に
なった。そのあたりは責任を感じている」
もう10年前の話である。このように話されると「SA計画」
自体を知らなければ納得するしかないが、「SA計画」を
読んできた人間としては「ホント?」と思う。
「SA計画」は、信楽事故を受けた安全対策である。
この計画が作成された時点では、JRは、信楽事故の原因を
運転士の信号無視としか認めていない。
その前提にたった計画なのだ。
そのため、この「SA計画」は、今回にような事故防止に
つながるとは思えない。
4年で終了したことを山崎氏は残念がっているが、当初は
2年間の計画である。それができずに4年に伸びたのだ。
さて、前置きが長くなった。アンケートの話である。
1.職場の雰囲気/よくなった44% かわらない55%
2.「緊急ミーティング効果」/ あった29% なかった71%
3.マイナス評価をしないことで報告例が増えるか
/増える28% かわらない71%
4.ダイヤ改定について
日頃、ダイヤに余裕があるか/ある12% ない85%
5.来春のダイヤ改定でもっとも強く望むもの。
・余裕時分の増大49%
・停車時間の増大 18%
・新快速の到達時間の延長・最高速度群のダイヤ見直し
10%
・最高速度の抑制 3%
4と5のアンケートとみると、問題点はゆとりのなさが第一で
あり、次に最高速の見直しを求めている。
乗客側からみれば余裕時分は見えないから、高速で走ることが
一番気になる。
運転士には時間が第一のプレッシャーになっているのが
よくわかった。
しかし、乗客のみなさんはどうなのだろう。
私はあの130KMというスピードが怖くてしかたないのだが。
車内をみていると、みなさん平気そうだ。
もちろん心の中はだれにもわからないが。
アンケートを実施しており7月25日に紙面に掲載された。
「安全向上計画」に関するアンケートである。
この「安全向上計画」を指揮している新副社長の山崎正夫氏は、
かって「SA計画」を指揮していた。
※「SA計画」は5月27日号に掲載しています。
この「SA計画」に関する現時点での山崎氏の評価はどうか。
紙面にインタビューが載っている。
「安全対策をソフトとハード両面で体系的にやろうとした。
対症療法的に考えるのではなく『事故の芽』を大事故の
前に摘み取るのが趣旨だったが、私がいなくなって下火に
なった。そのあたりは責任を感じている」
もう10年前の話である。このように話されると「SA計画」
自体を知らなければ納得するしかないが、「SA計画」を
読んできた人間としては「ホント?」と思う。
「SA計画」は、信楽事故を受けた安全対策である。
この計画が作成された時点では、JRは、信楽事故の原因を
運転士の信号無視としか認めていない。
その前提にたった計画なのだ。
そのため、この「SA計画」は、今回にような事故防止に
つながるとは思えない。
4年で終了したことを山崎氏は残念がっているが、当初は
2年間の計画である。それができずに4年に伸びたのだ。
さて、前置きが長くなった。アンケートの話である。
1.職場の雰囲気/よくなった44% かわらない55%
2.「緊急ミーティング効果」/ あった29% なかった71%
3.マイナス評価をしないことで報告例が増えるか
/増える28% かわらない71%
4.ダイヤ改定について
日頃、ダイヤに余裕があるか/ある12% ない85%
5.来春のダイヤ改定でもっとも強く望むもの。
・余裕時分の増大49%
・停車時間の増大 18%
・新快速の到達時間の延長・最高速度群のダイヤ見直し
10%
・最高速度の抑制 3%
4と5のアンケートとみると、問題点はゆとりのなさが第一で
あり、次に最高速の見直しを求めている。
乗客側からみれば余裕時分は見えないから、高速で走ることが
一番気になる。
運転士には時間が第一のプレッシャーになっているのが
よくわかった。
しかし、乗客のみなさんはどうなのだろう。
私はあの130KMというスピードが怖くてしかたないのだが。
車内をみていると、みなさん平気そうだ。
もちろん心の中はだれにもわからないが。