岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

65歳問題訴訟の浅田達雄さんの訴えに、岡山市の「眠れる良心」が少しだが目覚めたか。

2015-02-07 09:22:10 | 「65歳で障がい者を差別するな」浅田訴訟
岡山市の「良心の目覚め」は、駄々っ子が周囲から促されて嫌々、半目を開いた程度と思われる。
この裁判でわかってきたことは、岡山市の「古臭い縦割り行政」=課の権限が強く、他課との連携がうまく機能していないことだ。

だから、浅田さんのような重度障がいの方が65歳になったとたん、障がい者の課は手放し、介護保険の課は受け取らないという事態に
陥ってしまう。
現に浅田さんは、サービスを一切受けれなくなった。命さえ危なくなった。
他市に比べ、当事者への配慮がまったく欠けていることも明らかになった。

その経緯は、この「65歳で障がい者を差別するな」浅田訴訟カテゴリーで不十分ながら書いている。

駄々っ子の「良心の半目程度の目覚め」は、新聞記事(山陽新聞2015年1月27日)に掲載されている。

岡山市は26日の市議会保健福祉委員会で、65歳以上の障害者が介護保険サービスに上乗せして障害者向けの福祉サービスを受けられる基準を2月から緩和する方針を示した。現状では要介護、障害者程度区分がともに最重度の人に対象を限っているが、障害の状態や生活への影響などを考慮して柔軟に判断するとした。

※これを読んで驚きませんか!障害の状態や生活のへの影響を配慮してなかったとは。実態はこのようなものです。機械任せの判定といってもいいでしょう。

記事の後半部分です。

介護保険と障害福祉のサービスをめぐっては、65歳を境に障害者自立支援法に基づくサービスを打ち切られた男性が2013年、同市に決定の取り消しを求めて岡山地裁に提訴し係争中。

※これが、浅田訴訟です。

65歳で提訴した浅田さんはすでに67歳です。その間、浅田さんの心と身体は不安定なままです。

岡山市は面子を捨て、非を認め、謝るところは謝り、決着をつけるべきです。

それが、大人の対応ですよ。

※写真は2015年1月28日。第8回口頭弁論(岡山地裁)時のものです。

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