岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

暗いニュースとともに秋も深まるのか。

2006-11-13 19:52:56 | 日本の仲間
児童、そして校長の自殺が続く。
自ら命を絶つ人が年間3万人以上という。
中高齢者の自殺の多さは世界的にも突出している。

かってこんな話をしていたことを思い出した。
「北欧は福祉国家で老後も保障されているらしい。
大したものだ。」

そういうと決まって
「しかし自殺者が多いらしい。高齢者は幸せではないのだ。
 うらやましく思うことはないよ。」

それから数十年たって、老後も保障されないこの国で、
自殺者が増えている。
そして、その国の形はどんどん米国志向を進めている。
それは、どんどん特殊化しているということだ。
世界の多くの国は、米国追従から舵を切り始めている。
未だ 追従しているのは、日本と東欧と英連邦くらいだろう。

最近も小泉氏が中国と韓国に「今に後悔する」と繰り返したが、
それは中国と韓国の台詞であったが、そんな発言をするほど
品がないのは、他にブッシュがいるくらいだ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
なぜ日本人はすぐに自殺をするのだろうか。
日本人の特質なのか。
よく無宗教のせいだと言われるが、それなら昔から自殺が多いはずだ。
近年の状況というなら、どうもさまざまな要因が組み合わさって
いるようだ。

それは日本人の気質と現在の体制(経済・政治・文化・ITなど)の状況が
人々からじっくり考える時間を奪っているのではないか。
刹那的になっているとしか思えない。
実体験がないこと。擬似体験が多いこと。
関係するかもしれない。

一度 時代のプラグを抜きたい。
忙しくも騒々しい車社会の只中にいることも影響しているようだ。
イライラした社会を造っている原因に車がある。
モータリゼーションの人間の根源に与える影響も考えなくてはならない。
急ぐ。あせる。イライラする。追い抜く。追いかけられる。
今の社会の病原といわれる現象をすべて車は持っている。
そして、免許携帯率は圧倒的だ。

みんなが車を運転しなくなるだけで 犯罪や自殺の多くは無くなるのでは
ないだろうか。
それほどモータリゼーションの影響は大きいと考える。
これは異端の考えだろうか。

深まる秋の妄想だろうか。





最新の画像もっと見る