北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

全国まちづくり大会二日目~大賞は「杉だらけ活動」

2007-07-16 22:17:29 | Weblog
 全国都市再生まちづくり大会の二日目です。

 新宿のビルの28階で、今日も朝10時から地域のまちづくりについてプレゼンテーションを受けていた真っ最中に、「地震!?」と誰かが叫びました。

 新しいビルのせいなのか、建物はぐらぐらとは揺れずにゆらりゆらりと揺れました。状況がよく分からなかったのですが、エレベーターが自動的に止まりやがて「東京は震度3」、やがて、「震源地は柏崎。中越地震の近くみたいだよ」という声が聞こえてきました。

 午前中は部屋に缶詰だったので地震の情報はほとんど入ってきませんでしたが、昼には館内のラジオで被害の状況が分かってきました。

 今回の全まちの発表会の中のテーマの一つは「被災地復興、連携による地域おこし」で、中越地震からの復興の様子を発表してくれていたので皮肉なものです。人的な被害が少なく、少しでも早く復旧、復興が果たされるよう祈るばかりです。

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 さて全まちでは、昨日今日と行われた交流会での発表内容のなかから印象的ですばらしいと思うものに対して、参加者の投票による賞を授与しています。

 今回のまちづくり大賞に選ばれたのは「日本全国すぎだらけ倶楽部宮崎支部(通称ミヤダラ)」の活動でした。
 日本で一番杉の多い都道府県はなんと宮崎県なのだそう。それで杉の利用増進につながるような様々なイベントや活動を行い、日本中を杉の木でいっぱいにしようというのがこの団体の目論見です。

 宮崎支部だけに、アピールのために東国原知事の等身大写真も登場。プレゼンテーションも上手でした。
 

 
 それ以外で受賞の栄を獲得したのは、上野で京成電鉄の廃駅を活用した芸術活動などが印象的でした。いろいろなところで面白い活動をしている人は多いのです。

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 学生さんたちのセッションによる発表で印象的だったのは、活動のきっかけを訊かれて、「そうですね、『いつか、どこかで、誰かがやるだろう』という気持ちから、そんなことなら『今、ここで、自分がやらなきゃ』ということに気がついたことでしょうか」という答えがありました。

 まちづくりには、その気づきが大事なんですね。改めて自分も元気をもらいました。

  
コメント
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