北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

童謡と子育て

2015-03-10 23:45:00 | Weblog

 

 皆さんは童謡ってどれくらい歌えるものでしょうか。

 私は子供の時に親が童謡のレコードを買ってくれて、家のプレイヤーでずっと聴かせてくれたので、今でもおぼろげながら歌詞も口をついてくるような歌が多くあります。

 妻も保育士をしていたので、子育てのプロとして童謡を歌ったりオルガンで弾いたりということがあった、と言います。

 しかし最近の若い人たちは親からも聴かされず、テレビでもやらず、文部省唱歌的な童謡を聴く機会がほとんどないようです。

 学校の先生となった娘も、「そういえばあまり童謡なんて聴かないね」という始末。

 考えてみれば、子育ての最中に家ではそれほど童謡を聴かせることがなかったなあ、と反省するばかり。

 それにyoutubeを開いてみても、私が記憶するような曲が一向に出てきません。

 考えてみれば、その昔童謡を聴いたような世代はネットなどしない世代だし、ネットをする世代は童謡を聴いたことがない人たちとなると、誰もそれをアップすることが思いつかないということなのかもしれません。

 そもそも当時のレコードなどの一時ソースを持っていないということもあるのでしょうか。

 孫の世話をするようになって改めて、「さて、童謡を聴かせようと思ったらどうしようかなあ」と思い始めています。

 もちろん音楽ショップへ行って童謡のCDを買い求めるのが一番なのかもしれません。

 しかしそうやって敢えて意識しないと童謡を聴くこともない時代になったのか、とちょっと考え込んでしまいました。

 童謡は音楽と言うジャンルでの情操教育の古典と言えます。

 流行っているからと言って、流行のアニメ主題歌で事が足りるとは思えないのですが、これって古いのでしょうかねえ。

 何でもかんでも昔は良かったというつもりもありませんが、知らず知らずのうちに失われている文化と言うのがあるのかもしれません。


       ◆  


 先日実家の親を訪ねて、「昔の童謡レコードなんて捨てたんでしょ」と訊いてみたところ、「いやあ、取ってあるよ」とのこと。

 まあもらっても家にレコード針式のプレイヤーなどありませんが、どこかの業者さんに頼んでCDに落としてもらうことはできるかもしれません。

 子育てのあり様も変わりつつありますね。

コメント
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