渓流での釣りを始めてそろそろ10年になります。
川の中をジャブジャブ歩くのには、ウェーダーという服の上から履くいわゆる「胴長」のような体が濡れないようにするためのウェアがあります。
それもまたピンキリで、私の場合靴と一体になった1万円ほどの安いウェーダーで釣りをしていたのですが、先日の道東での釣りで友人たちが集まって私のウェーダーがやり玉にあがりました。
曰く、「もうそれなりに長く釣りをしているのだから、もっとちゃんとしたウェアを買ってフィールドに出た方が良い」
曰く、「ちゃんとしたウェーダーなら、今よりも川歩きがずっと楽になるし疲れないなど良いことが多い」
曰く、「買うんだったら安物じゃなく、ちゃんとした値段のものを買いなさい」
…そんなわけで、今日は札幌市中心部にあるフライショップ「Thames(テムズ)」へ行っていろいろと相談してきました。
私の場合、身長は高くないのに足が大きいときているので、標準サイズではなかなか良いのがないのです。
しかしさすがに専門ショップだけあって、足の大きさと全身の大きさが釣り合うようなものを探してくれました。
また、「前が防水のジッパーになっているので、着たり脱いだりが楽ですし、男性は用を足すのにも便利ですよ」という売り言葉に心が動きました。
また靴の方も、「紐を縛るのが大変と聞いていますが」と言うと、「じゃあ靴の紐は最初に結ぶとして、脱着は横のジッパーで楽にできるタイプはどうですか?」と言われ、これもまた心に響きました。
アウトドアグッズは使いやすいことが一番ですが、着たり脱いだりするのにジッパーで楽にしているものが多いのですね。
これも一つの流行と言えるでしょうか。
◆
さて歳を取ってくると、新しい買い物をするときに(あと何年使うような機会があるかな)と考えるようになります。
しかしそうやって買わずにいると、道具を使う機会をみすみす逃し、ますます道具を使うべき時間が短くなってゆくのです。
この際、川での釣りだけはできるだけ良い環境で楽しもうと思い新しいウェーダーの購入に至りました。
まあしかし良い道具を手に入れたとしても、これで釣りが上手になるわけではありません。
まずは川で転ばないように足腰ももっと鍛えなくては、ね。