新年のあいさつ回りで、除雪を担う職場の後輩を訪ね歩いています。
今年の北海道の雪は、年末までに道央や道北で大雪が降ったものの、札幌近郊は例年になく雪が少ない状態です。
私もこの年末年始は家の周りの除雪を数えるほどしか行っておらず、穏やかに過ごせました。
ましてインフルエンザで臥せっていた間は(雪、降るな~)と願っていましたが、ほぼ願いが叶っていました。
シーズンを通期で見ると大体は早い遅いはあれど全体に降る雪は変わらない、というものです。
前半楽をした分、後半に体力をため込んでおきましょう。
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さて道路の除雪ですが、大雪に見舞われた地域と雪の少ない地域にはかなりの落差があって、降っているところは連日の除雪作業に追われて大変だったようです。
しかも、それだけ除雪に出動すると除雪機械の使用頻度が上がり、故障が多く発生します。
近い部所同士が連絡調整しあって、機械の貸し借りなどもやられているようで、そのような連携は良いですね。
ただ、最近は除雪機械を運転するオペレーターに若い人のなり手が少なくて、将来が心配されています。
しかもなり手がないのは、オペレーターだけではなく、地方では壊れた機械を修理する修理工場の整備士も成り手が不足し、壊れた機械の修繕が難しいところも出始めています。
これは予算をつけるつけないの問題ではなく、少子化による若者人口の減少があらゆる方面に押し寄せていることの一つの姿です。
いくら年寄りがもう5年、10年と頑張って支えようとしても早晩その世代は消えてゆくのです。
後から若い力が参入してくれない職場や仕事は成立しなくなって、社会を支える力がどんどん減少してゆくことに備えなくてはなりません。
世の中は、頭脳だけで支えられているわけではなく、実際に物を動かし体を使って働くことが必要とされています。
あらゆる局面での労働力の不足に立ち向かうには、一人一人の参加こそが必要になってくるでしょう。
老いも若きも労働参加こそが近未来の姿です。