北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

目の前のまちづくり ~ ビアクラブ友の会

2012-05-19 23:45:13 | Weblog
 港町かもめホールで毎月第三土曜日を中心に開催されている「ビアクラブ友の会」に二ヶ月ぶりに参加してきました。

 この会は、もともとここで作られていた釧路地ビールを楽しむ会だったのですが、地ビールが作られなくなってからは「ビアクラブ友の会」と名前を変えて引き続き好きな人たちが集まって楽しんでいます。

 やはりビールは飲み放題ですが、小樽の業者さんに委託して作ってもらっている「釧路ビール」を楽しみながら、釧路管内の産物を味わうという会。

 そい、南蛮エビ、マグロという刺身三点盛りに、時鮭の焼き漬け、阿寒ポークの豚しゃぶサラダ、ごっこ汁、ホッキの炊き込みご飯があるだけ食べられて、ビール飲み放題がついて三千円というお得な催しです。

 今日はサックスの名手、成田先生の演奏もあったりと趣向を凝らした約2時間です。


 【ちょっと高級感がありますね】



 普段はなかなか気軽に話しかけてくださるのも気が引けるかもしれませんが、こういうときはアルコールも入っているので会話が弾みます。

 話題はどうしても市の活性化や経済の好転などになりがちで答える私としても忸怩たるところがあります。
 

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 この会では、会長の小畑さんが気を使ってくだり、出席する度にいつも締めの挨拶と乾杯をさせていただいています。

 今日はまちづくりと経済活性化の話でご挨拶。

「二ヶ月前に出席した時に、『今度、僕等がいた、という映画が来ますのでぜひ見てくださいね』と言いました。おかげさまでロケ地釧路でもある程度盛り上がり、それなりの興業成績となりましたが、では実際にどれだけの方がこれを見てくださったでしょうか。実はもっと盛り上げられたかもしれないのですが、『世代が違う』など行かない理由を探して行かなかった方も多かったことでしょう」

「『誰かこの釧路の経済を活性化させてもらえないものでしょうかね』と言われる立場ですが、外に期待したところで、その通りになどなるはずもありません。やっぱり自分たちが自ら立ち上がらないといけないんです」

「今日のビアクラブ友の会も30数名の方のご参加をいただきましたが、まさに皆さん方ご自身がこの会に参加したことそのものが町の活性化であり経済の活性化です。これで場所が使われて食材が消費されてお金が動くんですからね」

「まちづくりや地域づくりに一発逆転満塁ホームランなんてないので、目の前のチャンスをおろそかにせずにコツコツと繰り返していくしかありません」

「だから釧路ロケの映画となれば封切りの時に観に行ったり、ビアクラブ友の会が開かれるとなれば会費を払ってビールと地域の食材に舌鼓を打つ、そういうできることをできる範囲で地道に繰り返しましょう」

「できればさらに参加してくれる人を一人でも二人でも増やすことができれば、それが経済の拡大ということになります。問題はそれができるのかできないのか、ということだけです。また来月皆さんとお会いいたしましょう、乾杯!」


    ※     ※     ※     ※     ※



 今目の前のできることを仇おろそかにしない。

 きっとそれに尽きるのですが、あとはそれをどれだけ多くの人の心を動かして行動に繋げてもらえるかどうか。

 私も参加してお話をするというできることをコツコツするだけです。

 皆さんも次回のビアクラブ友の会にぜひご参加してみてくださいね。
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