悪天候の合間の晴れの日。いつものように自転車通勤をしようと自転車を取り出すと、なんと前輪がパンクしています。
少しエアが抜けてきた気がしたので、昨日空気入れで強めに空気を入れたのですがそれが災いしたでしょうか。しかも2か月前に取り換えたばかりのチューブなので、(こんなに早くダメになるものかなあ)とちょっとショックです。
仕事から帰ってきて、前輪だけを取り外して車に積んでいつもの自転車ショップへパンク修理を頼んできました。
「昨日空気を入れたんですが、朝見たらパンクしてました。リムの付け根からエアが漏れているんです」
「うーん、まずは見てみますが、やむを得ずチューブ交換になるかもしれないのでそれはご了承ください」
「いいですよ。でも新しいチューブなのでちょっとがっかりです」
一時間ほど用を足してからチューブを取りに行くと、案の定チューブ交換という始末。
「このリムの根元部分が裂けてまして修理ができなかったのでチューブを交換しておきました 」
「それほど空気を強く入れ過ぎたとは思っていないのですが、なぜパンクしたんでしょうね」
するといつも修理をしてくれるお兄さんがこう言いました。
「リムナットを強く締めませんでしたか?」
リムナットというのは、タイヤの内側のリムから出ている空気入れ口を抑えるためについているナットのこと。
「ちょっと緩いかなと思ったので手で絞めておきましたけど」
「もしかしたらそれですね。これを強く締めすぎると空気圧で押されたときにチューブがリムとの間で傷がつくことがあるんです。あまり緩すぎるとぐらぐらしてしまいますけど、その中間くらいであまり締め付けすぎないくらいにする方がよいと思います」
「そんなことは初めて聞きました」
「タイヤによってはリムナットのない製品もあるんですよ」
◆
よくよくネットを見ていたら、『リムナットは指で回して固定する。ペンチなどの工具で固く固定すると、リム穴内側の角によってバルブステムの根元のチューブに傷を付ける』という記載を見つけました。
普通、自転車のような道具というものは"ネジが緩んでいるのは許されないもの"と決めつけていましたが、"少し緩いくらいがちょうどよい"なんてネジがあるとは思いもしませんでした。
結局、チューブ交換費用約2千円を支払って修理完了。勉強としてはちょっと高いなあ。こんなパンクもあるなんて、皆さんも気を付けてくださいね。
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