お正月の風物詩の一つである箱根大学駅伝。
今年は第97回目だそうで、1月2日、3日の二日間にかけて日本橋~箱根間で往路107.5 km、復路109.6 km、計217.1 kmのコースを初日二日それぞれ5人ずつの選手がタスキをつないで走るレースを楽しみました。
今年はコロナの影響を考えて沿道での声援は控えるように、という触れが回されて、さすがに沿道の観客は少ない中、それでも運営側の懸命の努力で開催されたのは立派でした。
見どころは昨年優勝の青山学院大学に対して、その他の19校が挑むなかでの優勝の行方で、今年も接戦が期待されて大いに盛り上がりました。
初日では伏兵の創価大学が往路優勝を果たす一方、昨年優勝校の青山学院大学がなんと12位に沈むという思わぬ展開となりました。
二日目も創価大学は快調にタスキをつなぎ、最終10区の選手が走り出したところで2位に3分以上の差がついており、誰もが「これは創価大学の初優勝か」と思いました。
ところが最後の最後で大どんでん返しがあり、2位で10区のタスキを渡した駒澤大学が残り2kmのところで逆転しそのまま優勝。
最後はテレビにくぎ付けになって手に汗を握る展開になり、大いに興奮しました。
【駒沢、大逆転!】
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ところで、このレースの中継は地上波のテレビでも流されましたがネットではTverでも同時配信されました。
その際、ネットでの配信ではリアルに進むレースにあって、各大学、各選手の成績やタイム差などのデータがとても丁寧に表示されて、非常にわかりやすく好感が持てました。
この手の情報サービスは、ネットの方がお手のものと思われがちですが、今日のレースに関しては、テレビのdボタンでのデータ提供が一目で全体が見られてわかりやすかったことに感心しました。
その一方、ネットでの箱根駅伝公式サイトでの情報提供は、いちいち画面をスクロールしないと全体が見られなかったりしてかえって不便。
かつては手すきの受け渡しをする中継所でのタイム差くらいしか表示されなかったのが、今では中継所と中継所の間にあるチェックポイントでのタイム差も表示がされて、お気に入りの大学や選手が追い付いたり追い付かれたりする様子が手に取るようにわかります。
スポーツ中継での時々刻々変わるリアルタイムの情報提供って、ライブ中継の醍醐味でもあり、非常に魅力的なコンテンツであると改めて感じました。
運営サイドのこのような努力によって、まだまだスポーツコンテンツはより魅力的な番組になりえるのだと感じた次第。
やれることってまだまだありますね。
やはり自分に限界を作らないほうが良いみたいです。
テレビコンテンツもまだまだ負けていませんね。
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