今日から釧路へ一泊二日のあいさつ回り出張です。
昨年末に道東道の阿寒インターが釧路外環上道路に接続したのですが、開通後に初めてそこを走ることができました。
新しい道路は気持ちがいいな、というのが第一印象で、釧路がまた少し近くなったことを喜びたいと思います。
もう一つ印象的だったのは、橋が架かっている部分などに5mくらいのポールが密に立てられていたことです。
これは鳥たちが道路上を飛ぶときに走行する車と接触する事故を防ぐための措置だと思われますが、規模や密度が以前より格段に増強されています。
こうすれば鳥たちが道路上を横切りにくくなって接触事故が減らせるという知見を活かしたのでしょう。
興味深い取り組みでした。
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私が15年前に釧路市役所にいたころから、「いつか高速道路がつながって便利になる」とは思っていましたが、そういう夢が地道な努力の積み重ねによって実現していくのだな、と感慨もひとしおです。
ただ、今までは釧路から札幌へ行くには阿寒インターから高速道路に乗る、ということだったので、そこまでのルートにはいくつかのバリエーションがありました。
車窓の風景を楽しみながら走ることもあったのですが、この道路ができると釧路~札幌の往復にはこの道路一択になるのかな、と思いました。
高速道路もそうですが、それができると高速道路下の現道を走ることが少なくなって、途中のまちへの経済的な効果が少なくなる傾向があります。
それを少しでも引き戻そう、というのがシーニックバイウェイ活動で、地域の人たちの力で地域の魅力を再認識・再構築して高速道路から降りてもらって、地域をめぐってもらおうじゃないか、という運動です。
便利と効率を追求するのも一つの方向性ですが、たまには下の道に降りてみて、新しい魅力を発見するのも楽しく、それもまた人生なのではないかな、と思う次第です。
今日も釧路は冬の快晴の夕日がきれいでした。
【ポールがたくさん立てられています】
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