
女子栄養大学副学長・香川靖雄氏の著書です。2015/1
私は、自力整体の整食法という食べ方で色々な不調を治せたので、
基本的なスタンスは「午前中は水分のみ」、「全体的には小食傾向」で、
この10年、以前より健康になり、困っていることは有りません。
が、この本を読むと、
「うぅ~~む。もっと朝食を増やすべきか????」
と、少し心が揺れます。
理由は、
➀ P.35 時間栄養学の観点から (体内時計をリセットする)
② P.47 末梢時計遺伝子の時間リセットで、ミトコンドリアが増える
③ P.49 脂肪を合成するタンパク質、ビーマルワンの作用が低下する
まぁ、他にも
睡眠時間(レプチンの働き)、自律神経のコントロールなど、
最近ブログで取り上げてきた話題が、繰り返し登場します。
最後通牒(?)は、、、、
P.169 朝食抜きのツケは50代で現れる
いやぁ、これが本当かどうかは、私には分かりませんよ。
朝食抜きで、「こんなに若々しくて健康だよ!」という有名人が
たくさん居ますし、私自身も、フツーの人よりは元気です(と思います)。
しかし、影響が出てくるのは歳をとって細胞の活動が低下してから。
だいたい50歳を過ぎた頃からでしょうか。
(中略)40代くらいまでは朝食を抜いた生活をしていても
健康に支障を感じることはそれほどないかもしれません。
P.170 ところが50代に入ると、それまでどういう食生活をしてきたのかが
大きく影響してくるのです。
著者の疫学的研究(追跡調査)では、
若い頃に朝食を抜き、栄養バランスを欠いた食生活をしてきた人は、
(中略)50代以降健康面で赤信号がともり始め、
高血圧や糖尿病などの生活習慣病の心配が出てくるのです。
しかし、きちんと朝食をとり、規則正しい生活を続けてきた人は、
こうしたリスクがかなり低くなります。
さぁて!!!
私の、自力整体以外の同世代の友人の多くは、
常識的な和食や洋食の朝食をとり、太ってはいないものの、
高血圧・高脂血症・体力減退・風邪をひきやすいなどの悩みを抱えています。
考えられることは、
<朝食抜きでも、自力整体と整心法をちゃんとやっていれば、OK!>
来年70歳になる私が、10年後に弱くなるのかどうか?は、
なってみなければ分かりません。
結局、みんな信じた道(食べ方)に邁進し、結果は自分自身が受け止める。
「テレビで○○と言っていたから」は論外として、
書物で読んだから、尊敬している人がやっているから、など
色々な理由で、みんな、それぞれの食べ方をするのだと思います。
私(老婆心)からのアドバイスは、
➀毎日が楽しく、アイデアや感謝に満ちて、跳んで歩けること。
②食事が美味しく、お通じもバッチリ。
③良く眠れて、寝起きもスッキリ。
上記3点が、私にとっての「健康のバロメーター」です。
もし、そうでないなら、生活の方法、心の持ち方、食べ方などを
色々変えて、①~③が原則の暮らしを目指しましょう!