昨日ご紹介したコーディネーション運動の書物を見つけました。
タイトルは、
「子どもの運動神経は ジャンケンゲーム でみるみる育つ」
東根明人・著 2016/3
著者は医学博士で、ドイツ・ライプチヒ大学に留学し、
そこでコーディネーショントレーニングを学んだそうです。
うぅ~ん、子ども向けじゃあ、ちょいとなぁ~と思いつつ、読んでみました。
何しろ、私のクライアントは高齢者がメインですからね・・・
でも、色々整理されたので、理解は深まりました。
まずは、言葉の定義です。
P.3 コーディネーション運動とは、
脳の指令を筋肉に伝える働きをする「神経系」に働きかけ、
それを鍛える運動のこと
P.4 まわりの状況を判断し、頭で思った通りに、
スムーズに自分の体を動かすことができる力を鍛えることです。
(中略)コーディネーション運動はもともとアスリート養成のために
スポーツ科学の研究が進んでいたヨーロッパで発祥した運動で、
現在では世界の強豪チームやトップアスリートたちの
トレーニングの中にも広くとりいれられています。
具体的には、子ども同士や親子で行うゲームが紹介されています。
その中で、大人がやっても、高齢者でも楽しめそうなものが
いくつかありました。
例えば、P.78 計算ジャンケン
➀親はできるだけ子どもの目線の高さに合わせて、向かい合います。
グーが1、チョキが2、パーが5などジャンケンの手に対して
数字を決めたうえでジャンケンをします。
②勝ち負けやアイコに関係なく、
二人が出した手にあたる数字を素早く足し、
早く答えられたほうが勝ちです。
私も友人や家族とやってみましたが、結構楽しめます。
素早く、パシッと答えを言われてしまえば、文句のつけようがなく、
潔く認められます。
ただし、90代の人と70代の人が対戦するのでは、能力差が有り過ぎて、
多分楽しくないだろうなぁ、と思います。杞憂かもしれませんが……