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知人の一人が原因不明の不調に苦しんでいるので、
このように分厚い本も、時間をかけて読んでいます。
著者はアメリカ人の自然療法医師・臨床栄養士。
母親の乳がん再発の際、彼女が便秘(週に1~2回の排便)気味で、
リーキーガット症候群、甲状腺機能低下症、慢性疲労、うつなどの
症状を治癒に導き、がんを克服した記録が前書きにあります。
彼女を含む一般アメリカ人の不調を原因を、以下のように推察。
P.14 自分たちの腸に対して有毒レベルの加工食品や砂糖を与えすぎ、
環境に影響を及ぼす化学物質、ストレス、過剰な抗菌剤で
さらなる負担を与えてきた一方で、
本当の栄養を与えずにきてしまった。
その対処法は、「腸に悪い食べ物、化学物質漬けの住環境」をやめ、
「腸内細菌叢を改善するための食事・自然に触れる生活」をすること。
「そんなこと、とっくにやってるわ!」と私は自信を持っていえます。
が、地球規模で環境破壊が進み、土壌が改悪され、作物の遺伝子が操作され、
それが巨大企業のロビー活動やTVコマーシャルなどで一般化してしまうと、
一般庶民では太刀打ちできません。
私自身や、職場の未認可保育園で泥だらけの乳児期をおくった我が子たちは
花粉症やアレルギーには無縁ですが、周囲には多くの不調に喘ぐ人がいます。
「加工食品を食べると危険」「便利な強力粉クリーナーは使わない」などと言うと、
その筋(食品産業界や洗剤工業会?)からの圧力は相当なモノと思われます。
こういった本を読む層と、そうでない人たちの間にも亀裂が入ります。
読むと(知ると)気が重くなるばかりなのですが、
私は「地球の将来・何も知らず不調に喘いでいる病弱な人たち」のために、
このような本で示される「庶民レベルでできる対処法」を広めていきたいと思います。