P.39 腸の3つの役割は
①消化・吸収
②免疫防御
③解毒
P.42 腸の働きを助けているのは、腸に住む100兆個の腸内細菌。
腸内細菌は認知症や生活習慣病など、様々な病気の予防に役立っている。
P.45 腸内細菌の種類やタイプは生後1年半でほとんど決まる。
腸内細菌を育てるには、清潔にしすぎない。
菌とおおらかに接する気持ちで生活しよう。
確か、藤田氏の別の著書では、
「出産時に母体の肛門傍の細菌群に触れる普通分娩の方が、
帝王切開で生まれるより、優秀な腸内細菌を獲得しやすい」と書いてありました。
生まれ落ちてからも、土や砂に親しみ、自然の中で遊び育つ方が
免疫力がつくようです。その意味で、我が家の息子達が通っていた産休明け保育園
(職場内・教職員組合と生協の共同経営)の環境は素晴らしいものでした。
古い日本家屋(畳の和室・縁側つき)で、水と砂、紙は使い放題。
描きたいときに絵を描き、泥遊び・砂遊びをやりたい放題でした。
1歳半で区立保育園に移ってからは頻繁に蟯虫検査に引っ掛かりましたが、
50歳近くなった今も、親子共々、風邪やインフルエンザには縁がなく、
アレルギーもありません。
今の若い親たちが目をむきそうな環境だったのが、結果的には良かったのですが、
行政の基準からいえば、現在は実現できないでしょう。
昔だって、難しかったのでしょうが、「大学内の実験的保育施設」に、
素晴らしい保育理念を持った保母さんが来てくださったお陰でラッキーでした。
このような経験から、私も著者・藤田氏のように
「清潔にし過ぎない環境の大切さ」を訴えるべきかもしれませんが、
医師ではないので、何を言っても、
「それは、お宅のお子さん達が特別健康だったからで、
うちの子は無理ヨっ!!」と怒られそうです。
だから、健康の秘訣を聞かれれば、正直に真面目にお伝えしますが、
若い人どころか、同世代の友人たちからも「異端」扱いされている私なので、
今のところ、ブログで呟いているだけなのです。