蔵くら日記

人生最後の数年を田舎暮らしで。2004年4月、実現のための行動開始!それは思わぬ展開でスタート・・。今では安曇野三昧

木工造作  階段 ができたよ

2005年05月24日 | モダン古民家建築記
5月19日、「気が散るといけねえだで、話かけんでくれや」
階段の制作は大変緻密!いつも朗らかな棟梁が真剣な眼差しで作業が開始しました。
板の材は赤松、蹴こみは松の集成材。材木はみんな無垢だが、ここだけは集成材です。

踊り場付近の”まわり”部分からスタート

ケコミがおさまると一段と立派になる。
写真下右:幾何学模様の刻みを見ていた時は、階段のどこかの模様かいな?とおもったが、これで納得。
下へ続く階段のふみ板とケコミ板の差込用でした


ワーォです。KONISHIkIさんがドッシンドッシン乗ってもびくともしない階段の出来上がり。妻は少女時代に2階の
ある家に住んだことがありますが、夫と息子達は初めてです。きっと大騒ぎで喜んでくれること請け合いです。
ケコミ板の美しい模様(木目)を出すための材だったのです

これで2階へ上がる見学は安心です。踊り場に腰かけて作業を見るのが好きです。
心地よい風と光を浴びトントン・グヮ~ン・ゴリゴリと作業音を聞きながら、しばし時間を過ごします。
子どもたちが小さい頃、3人で手をつないで、飽きもせず工事現場を覗いては時間を過ごしていました。
あの頃から工事現場が好きだったんだ。
あわてもののセミが、ときおり鈍い鳴き声をあげてる。


階段ができたおかげで、2階へ邪魔をしにゆくのが楽になりました。
ここからは手すりや装飾、周辺の造作が始まります。

上り口3段の手すりが出来ましたが、先端が少し飛び出ています。その角が少々とがっていました。常時住んでいる子どもは
慣れてくるのでしょうが、たまに遊びに来る子どもは頭をぶつけそうなので、老婆心かもしれませんが削ることにしました。

写真上右:2階ホールの手すりで、階段の真上になります。欄干と壁(ボード)の間の造作は
有明山の形をしているように見えます。

階段のトップです。形はどのようにも造れますが、ここは棟梁の勧めにより
ぐっとシンプルに抑えることになりました。さて仕上げはどんな風になるのか?



トップ拡大:後日細工ができれば、比較します。



上田市にある北国街道の民家再生のパンやさんへ、インテリアなど参考になるものを
探しに行った折の階段の手すりで、写真は敷居を再利用している。
我が家への応用は可能か?



高齢化対策として階上までの手すりを造りたいのですが、どうも装飾的
には付けたくない様子の棟梁。
後付は手間も経費もかかるので、ここは棟梁に折れていただきましょう。
「それならカーブのある木をみつけて、面白く作ろう」とのこと。さてどうなることやら。
コメント
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