蔵くら日記

人生最後の数年を田舎暮らしで。2004年4月、実現のための行動開始!それは思わぬ展開でスタート・・。今では安曇野三昧

カーペンター

2005年05月25日 | モダン古民家建築記
現場の道具には勿論のこぎり、のみ、ドリルほかいろいろありますが、注目したのはこれ!

ほうき、ちりとり、大ゴミ袋。つまり大工さんたちは一日の終わりには必ず作業場を掃いて、
掃除機をかけ養生して帰ります。
職人さんは道具を大切に扱います。同じくらい現場を整理整頓しています。素晴らしい。
写真上右:照明があちらこちらに用意されていて仕事がしやすい。形がいいでしょう

私のお気に入りはこのふたつ

墨壺は、むか~しは欅で出来ていて、雑誌によると、最近の古道具見直しでインテリアとして飾る人も
あるそうです。
これは真鍮のようにみえます。材木に数字をいれたり、建前の梁と柱のかみ合わせ番号や記号を書く
(墨いれ)時に使います。
写真上左は大工さんの靴、ここにあるのは外履き用。室内に入る時は必ず室内専用に履き替えます。
私も滑りにくいゴム底を用意して中に入っていますが、養生のためです。

「おおがね」と読みます。
水平垂直ライン指示器です。垂直指示をすると、ビームのように赤いラインが縦に現れます。
壁に接触していないところへ柱を立てる時に使い、水平はカウンターの高さを決める時に・・・
スグレモノ!


さて妻がにわかカーペンターに

2階の床に使うヒノキ板のオイル塗装をさせてもらいました。1枚使えない品があったため、4メートル×12センチを59枚。
液をよくまぜ、余分な汁をとって、軽く左右にふるように塗ります。
塗り終わると立てかけて乾燥させますが、何せ4メートルありますから、しなる。
ふらふらしながら2日がかりで完了しました。


時間があるときは、梁や柱を磨きます。
木綿のさらしが良いそうですが、私は使用済みメリヤスシャツを利用しています。磨けば磨くほどいいわけで、
絹ならもっといいそうです。
へそ出しではありません。カメラ、スケール、ペン、携帯電話を収納しているウエストポーチです(写真左)

写真上右は、きざきざ切れ端ヒノキを頂いて、磨きました。香りがよく、湿気取りにもなります。
アクセサリーといっしょに壁に飾ると、明るくなったような気(木)がします

30年愛用の目覚まし時計のスタンドの部分が欠けたまま、もうかれこれ20年くらいが経ちました。
かまぼこ板で細工しようかなと思いつつ、やっとこの度念願かない、現場に転がっている杉の端材で作りました。

工夫を重ねたサイドテーブル
2階に面白いサイドテーブルが欲しい。なんのことはない新聞雑誌、灰皿、コーヒーを置きたい台のことである。
松本市中町の「寒山」で見つけたアイアン・マガジンラックに、手持ちの、ぎったんばったん(乾燥でそっている)する
古材の裏に楔(落ちてる端材をサンドペーパーで磨いたもの)をボンドで貼ってビスどめし、ハイ完成!

W450 D210 H420 雑誌は脇から差し込む 
コメント
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