蔵くら日記

人生最後の数年を田舎暮らしで。2004年4月、実現のための行動開始!それは思わぬ展開でスタート・・。今では安曇野三昧

第1回ひつじ屋シネマサロン

2007年05月28日 | 安曇野とその周辺

昨年植えた、園芸品種オダマキの原種といわれるミヤマオダマキがやっとこさ咲いた


日本映画の黄金期を彩った巨匠たちの人間像。その「処女作」または初期の作品を鑑賞する映画鑑賞会に参加した
5月25日開催の記念すべき第1回は雨日スタートだった
黒澤明初監督の「姿三四郎」

 窓に黒幕をはり座席をしつらえる手づくり映画館

観客とスタッフで20人くらいだったと思う。私より年配な方がた、または若い方がたといった陣容だった。
第1回記念はワンドリンクとおつまみつき。コーヒーのほか『ロマンあふれるワイン』『三郷のがんばるリンゴジュース』も提供されました
 おつまみは初体験の
『SNYDER'S』Honey Mustard&Onion。好みの味!
今の映画館ならポップコーンとコカコーラが主流か。袋を裂く音も懐かしい効果音

河崎義祐さんの上映前後トークから
●検閲がすさまじかった時代。その後ロシアで発見されたノーカットで上映という貴重なDVDでした。
 ※今観ても「どこがいかんのや」と疑問を持つほど純粋映画で、制作当時の時代背景を思う
 ※洋画「ニューシネマパラダイス」ではカットシーンを繋いで思い出のフィルムにするシーンがあったなぁ
●汽車内の観客に監督やスタッフを乗せたかったが、制作会社の東宝からダメ出しで実現せず
 ※もし会社に度量があり採用されていたら、別の面白い映画になったのかもしれないが、ヒッチ・コック作品とのタイムラグはどうだったのかな?
●黒澤さんほどの監督でも、第1作の最初の「スタート!」では非常に緊張しておられた。どの監督でもそうだが、一作目の作品には人間性、感性の全人格が投影される
 ※映画にかぎらずあらゆることに言えることだと思う。それがたとえ些細な生活シーンであっても。だから”初心忘るべからず”となる。
※その後の黒澤組常連となる志村喬という俳優が好きだった。
20歳代前半仕事上で出会ったおじさんに、若かった私は思わず「うひょう~、そっくり」と吐いてしまった。今は昔・・・

河崎さんは黒澤明、今井正、岡本喜八監督作品に助監督としてつき、50年「青い山脈」で監督デビュー。名作のリメイクをフレッシュな感覚で演出し、大阪市民映画祭新人監督賞を受賞。その長い経歴から一般には目に触れることのない話をたくさん聞けました。

 主催のひつじ屋さん(左)と河崎義祐さん 
  
次回は
6月29日(金)19:00~
上映作品:木下恵介監督『花咲く港』
参加費:1300円(ドリンク別、差し入れ歓迎)
    ※第1回の1800円はちょっと高いかな?と思った
会場:JR穂高駅前ひつじ屋さんの3階(車でも大丈夫、Pあります)

「試行錯誤しながら続けて行きます」とひつじ屋さん。新しい企画ガンバッテ

余談
椿三十郎のリメイク版が2007年12月封切りだそうです

おまけ
映画館に持参するコーヒーにいかが?
 

ちょっと甘いが、STARBUCKS COFFEE がコンビニに登場(国産)現在3種類
たしか210円?
コメント
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