蔵くら日記

人生最後の数年を田舎暮らしで。2004年4月、実現のための行動開始!それは思わぬ展開でスタート・・。今では安曇野三昧

雨飾山を眺めにゆく

2010年10月03日 | トレッキング

標高1963mの雨飾山を見に行く? 登りに行くでしょうが!

笹平から見た雨飾山。

いいえ 登頂できませんでした。絶好の晴天で出発したというのに・・・

5時に自宅を出る
白馬あたりから霧の中。外気温11度と読める

快調に飛ばして6時半、キャンプ場の駐車場着。おお快晴
朝食とトイレ、登山記録記入をすませ、7時出発。

登山口から木道やぬかるみ道を進む

歩く距離が4.4キロだから 400メートルごとに「1/11」「7/11」と標識があると調査済み。
これを目安に歩けばいいんだ


いきなり急登、ふうふう上がってブナ平へ。とにかく石と根ばかりだ。
体力落ちているのがわかる。
この先大丈夫かと心配になるが、8時30分に美しいブナ平標識が迎えてくれた。

しばし休憩

大きなブナの根

根には秋の赤ちゃんが


しばらく歩くと今度は急降下。え~せっかく登ってきたのに・・・・とぼやくことしきり


ここまで来た


ぼやくばかりではない


9寺15分 荒菅沢着。晴天に高くそびえるのが雨飾の頂上らしい
水音に疲れが離れる。結果的には水辺はここだけだった


やれやれ、笹平への急登。大きな石がごろごろ
沢への急降下のころから、右の太腿がつる感触を覚える、初めての経験だ
以前ヒマラヤ友好会登山に参加した折、メンバーの処置をしていた先生の真似を試みる。
水分をたくさん補給し、腿を表からも裏からも揉みほぐす。

少し楽になった

やがて人影が見える急登場面に臆する。帰路に振り返った画像


ここを超えると平らな道になるからと、踏ん張る。
休憩の取り過ぎ。どんどん人が先を越してゆく。一人登山は休憩が多すぎるのが難点だね。

アサヒビールから寄贈のしっかりした梯子を登る
 失礼してホームページから拝借画像

ほどなく到着は笹平。11時30分。さわやかな風が流れる


大勢の人が休憩したり、昼食を食べている。
ここを下って頂上を目指すのだ。新潟側からの梶山コースの分岐もこの下にある。

ここから頂上まで40分だが、天候と太股と体力を考えると、このあとの登山口まで下山に自信がなく撤退とした。
「ここまで来たのに」と残念がってくれた人もいたが、いつかまた機会があるだろうと決心。

運悪く雨飾山頂上もその北峰も雲がかかり、しばらく待ったが回復しなかった。


同じ道を下る。登りの苦労を考えると思いやられる。
途中、4人組のメンバーに筋肉痛を和らげるエアスプレーをかけていただき、ゆっくり下山したのが午後3時。
頂上にゆかず往復8時間をかけたのも、きっと私くらいだろう。
もう一人笹平を降りかけたところで「足がつって」と座りこんでいた男性。あの後どうしたのだろうか?

最後のふんばり、登山口へ向かう急降下


よく頑張ったといつもの自画自賛

登りの人ごみに比べると下りが少ないのは、新潟県側の登山口最寄りには”雨飾温泉”といういい湯があるそうだ。梶山コースという
小谷村の「雨飾荘」と間違えなきようにと、ただし書きがある。
雨飾山荘
登山しなくてもいつかこの宿に行ってみたい

帰路の白馬では、午後4時半頃の外気温20度と表示
5時過ぎ、自宅着

石と根っこと粘土質の山道に悩まされた。
この先リベンジはないかもしれないが、登山なぞ考えもしなかった30数年前のポスターに誘われ、
長年の夢がかなったのには満足している。

花の時期は終わり、紅葉まではまだという端境期の登山はこれで終わった。
気持ちにちょっと余裕ができた帰路での花。






木道そばの湿地帯。この向い側の沢水には小さなイワナが泳いでいた
コメント (6)
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