蔵くら日記

人生最後の数年を田舎暮らしで。2004年4月、実現のための行動開始!それは思わぬ展開でスタート・・。今では安曇野三昧

三度目の御嶽山へ・・1日目

2020年10月01日 | トレッキング

へ~3回も?と驚くのはまだ早い、なんの20回続けておられる男性に会いました。2020年9月27日、山小屋「ニノ池ヒュッテ」夕食後の団らん時でした。

実はこの方は、2014年の噴火当日頂上におられたが祈祷所(?)の庇の下にいて、難を逃れたそうです。しかし目の前に多くの亡くなった犠牲者がおられ、地獄の中を誘導されて下山したそうです。そして2018年から小さな花束を持ち、慰霊登山を続けておられます。

噴火以前、「ニノ池ヒュッテ」として再開前の山小屋へ毎週土日に京都から来てスタッフとして働いていた、という女性の話も聞けました。今でも当時の石の案内ペイントを残している。

これほど濃い会話ができたのは、私はその日とは記憶がなく9月27日(日)~29日の晴天狙いの登山だったのです。のんき者!

 

早朝自宅を出て御岳ロープウエイ8時半頃発でスタートしました。

残念ながら紅葉は美しくない。

開山の祖とされる覚明行者の霊廟碑。以前からあったのでしょうが、今回初めて気が付きました。

3回目ですから、しんどいとは思うものの先が読めるのでまずまず楽な登山でした。

午前11時51分にサイレンが鳴り、今日が2014年の噴火当日であることを知る。52分その場で全員が立ち止まって黙祷を捧げました。

登山を続け、今夜の宿舎「二ノ池ヒュッテ」到着手前にて尺八を吹く男性がいました。

標高が高いせいか音が出にくいとのことでしたが、さわやかな澄んだ空気の中で気持ちよく聴かせていただきました。

意気投合し、ヒュッテ内のカフェコーナーでコーヒーを飲みながらしばし歓談。今夜は九合目の「石室山荘」に投宿とのことで下って行かれました。

 

ヒュッテの裏がすっきりきれいになっていました。今季のスタッフさんがマメな方であちらこちらが片付き、オーナーは喜んでいました。

 

やがて夕食となり思い出深い一夜となったのです。

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