星のひとかけ

文学、音楽、アート、、etc.
好きなもののこと すこしずつ…

動機不純(?)に、、真田ファン。

2007-07-02 | 文学にまつわるあれこれ(ほんの話)
ここ数年、
あまりTV (とくにドラマとか) を見ていなくて、
いつのまにか、お肌つるつるの美少年風イケメン俳優さんばかり? と思っていたら、
ちょっと個性派の、40代前後の役者さんが、今とっても素敵なのですよね。

中でも、いまと~~っても大好きなのが、 佐々木蔵之介 さん!

CMでは、優しいパパをなさってますが、学者風も似合うし、犯罪者も出来るし、見てないけど、レストランのシェフも?
『風林火山』で、真田幸隆役で出演された時は「きゃあ、嬉しい!」って。。
(もちろん、勘助、ウッチーも大好きですが)

真田家、、 といえば、信州真田町と六文銭。 なんとなく昔から聞いていたので愛着はありましたが、
決定的だったのは、司馬遼太郎さんの『風神の門』。
この中で、真田幸村の家来となって、家康の首をねらう、霧隠才蔵や猿飛佐助がかっこよく、
また、25年以上も前のNHKドラマ『風神の門』に出ていた、
青子姫=樋口加奈子さん、や、獅子王院=磯部勉さん、らがものすご~く印象深かったこともあって、大好きに。。

ところで、今回、佐々木蔵之介さんが演じている、真田幸隆、って?、、と思ったら、
真田一族のこと、何にも知らないのでした。 幸村がなぜ紀州九度山にいたのかも、、。

「信州上田 真田ロマン」、、というこちらのサイトで調べたら、
真田幸隆は、幸村の「おじいさん」。
いま、TVでは、幸隆にふたりの男の子がいるようですが、そのふたりは、のちの武田の戦いで戦死してしまい、
真田を継ぐのは、三男昌幸、、で、、つい先日、『その時、歴史が動いた』でタイムリーに再放送してくれましたが、
昌幸が、2度にわたって徳川軍から上田城を守った名将で、、
(この戦いはまるで、ロード・オブ・ザ・リングのアラゴルンみたい!)
その次男が、、『風神の門』のラスト、大坂夏の陣で敗れることになる、真田幸村でした、、。

ふう、、やっと頭の中でつながりました。

もう30年近く前の文庫本、、、 ちょっと読み返してみたらやめられなくて、、
司馬遼太郎さんの文章って、伝説も、史実も、ぜんぶ血と肉と命と愛を持った、「事実」になってしまうから、不思議。。

というわけで、、 毎週、佐々木蔵之介さんを楽しみにしているのです(笑)。