オオムラサキの天敵

　ついこの間もメメがオオムラサキを食べていた。これは高さ１ｍほどのところに群がっているオオムラサキを狙っているところ。ここのところメメの垂直飛び能力は１ｍ２０ｃｍくらいあるので射程範囲だ。でも今回はオオムラサキはメメの攻撃をかわして一斉にバタバタバタと飛び立った。オオムラサキは大きい蝶なので本当にそういう音がするのだ。

川の向こうに引っ越すのは大変

　ここのところ上京してた理由は病気見舞いなんだけど、その人は昨日一昨日と川の向こうに引っ越した。川ってのは三途の川なんだけど、一人暮らしの老人の引越し作業は家族と一緒の人とは随分と違う。死亡届を出せば終りかと思ったらそうでもない。考えてみれば普通の引越しでも役所に行ったり警察に行ったりと色々と歩き回らないと行けないわけだ。

　まず公共料金の停止から始まって部屋の片付け、などなど様々なものをリセットしないといけない。電話が今時珍しいダイヤル式の黒電話。８だの９だの回す時はダイヤルが戻るのに時間がかかるからオイオイ勘弁してくれようとぼやきたくなる。勿論回し間違えも分らない。

　本人は生還するつもりだったから部屋の中はそれなり。ただ捨てるには惜しい物がある。それよりも大事な物が何処にあるか分らない。変なところから小銭が出て来たりする。全て自分で片付けようと思っても場所は遠く神奈川だから現実的には不可能。なので片付け屋に依頼する。インターネットで調べると数万円で出来そうなんだけど、いざ見積りして貰うと２５万円。これで検討して下さいと言われてもそうは行かない。もってけ泥棒、じゃなくて片付け屋って感じで即決。

　まぁ何だかんだと殆どの手続きは問題なく済みそうなんだけど、１件だけあの役所が残った。社保庁である。年金の話をしたいのに年金漏れ騒ぎの影響で幾ら電話してもつながらない。まさかこんな落ちがあるとは思わなかった。

人を殺すと気分爽快だと誰が言い出した？

　今日は何をやっても上手く行かないなぁって時に足の小指を柱や箪笥の角にぶつけるとあまりの痛さにその怒りを何処にぶつけていいのか分らない。まぁそばに犬猫が居れば蹴飛ばす人もいるだろうし、子供がＴＶ見てれば勉強しろといきなり怒鳴る親も居るだろう。外を歩いてて目の前で若い男女がイチャイチャしてるのにイラついて男の尻を蹴飛ばしたら裏目に出てボコボコにされたとする。すると今度はもっと弱そうな相手を探す。誰でも良いのではなくより弱い人を選ぶわけだ。

　人が死ぬとそれが若い人だろうが大往生だろうが人生って一体何なんだろうと悲しくなる。赤の他人が死んだニュースを聞いてても死んでしまったらどうにもならないよなぁと悲しくなる。それが不慮の事故だったり誰でも良かった殺人じゃぁやりきれない。

　東京の八王子で誰でも良かった殺人がまた起きた。殴る蹴るではなくナイフや包丁で刺すというのが分らない。弱い相手にそんな方法で勝って何が嬉しいんだ。身勝手な動機としてむしゃくしゃしてなんてのは警察の調書書き方用語じゃないのかと思ってるが、一体何時から人を殺すと気分爽快になると思われるようになったんだろう。人に死なれると悲しいからその逆に殺すと爽快になるという思考回路なんだろうか。

土用の丑の日は過ぎたが

　食品偽装といえば鰻。偽装が無くならないのは単に儲かるだけでなくそうしたくなるような流通など諸々の仕組みのせいもあるようだ。もしかすると国産とあってもその３割くらいは中国産か台湾産じゃないのかなぁと思う今日この頃。

　中国本土産を偽って台湾産ということは無いだろう。まさかね、通報されにくい手堅い偽装として存在する？　まぁそういう事は無いとすると台湾産辺りが一番信用出来るのかなぁ。いずれにせよ出身地と同じくらい曖昧な話だ。中には転勤族のような鰻もあるわけだから。そんなこんなで台湾産ならば日本生活長いアルヨの鰻も居るので損は無いかも。

　日産にモコという軽がある。これがスズキで作られてるのを知らない人、特に女の人だと居るんじゃなかろうか。こういうのをＯＥＭ(Original Equipment Manufacturing)って言うんだけど、電気製品にはよくある。でも元のメーカーを分り易く明らかにしてる製品って稀だと思う、というかそういうのは見たことない。

　ならばＡ社製品だと思って買ったのにＢ社製だった、しかもそれは知らなかったなんてのは偽装と変らないと思うのだが。消費者側から見ると。

記者	「 中国産のを鹿児島産と偽って売ってますよね 」
業者	「 これは鰻のＯＥＭだ、家電でもよくやってるだろ、松下なんかが 」